天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

2016-01-01から1年間の記事一覧

33 私は中国人解放軍の兵士だった

先日、日中友好協会八王子支部では年次総会を開いたが、その際の記念講演(お話会)として山邉悠喜子さんという方の話を聞いた。これはその方のことを書いた本で、著者の小林節子さんもお話会に同席していただいた。小林さんは、山邉さんと出会ってからこの…

上九一色村

一昨日は会社を休んで上九一色村まで出かけた。上九一色村と言えば、オウム真理教の拠点があった場所だ。今は地区の統合でこの地名は過去のものになっている。 ここへ何しに行ったのか。オウム真理教と戦った佐々木さんという方に会いに行ったのだ。この人と…

32 歌で革命に挑んだ男 岡崎雄兒

これは、中国国歌「義勇軍行進曲」の作曲家である聂耳(ニエアル)の物語。著者の岡崎氏が孔子学院で講演会をされたときに参加して求めた本だ。著者が自ら自分の足で歩いて確かめた情報に基づいている。 まず義勇軍とは何かというと、日本の侵略時代に抗日を…

 偽りの帝国 熊谷徹

今月発売の本、予約買いをした。ドイツ在住のジャーナリスト熊谷さんの本。 前から気になっていた「ドイツ人が見たフクシマ」(http://goo.gl/evXZHg)を読んでいると、こちらの本も出るようと出てきたのでAMAZONに予約しておいたのだった。読んでみたら、フ…

TPPを阻止しないと

気が付けば、本の紹介を書きかけながらブログアップが滞っていた。何がそんなに忙しかったのかと言えば、二胡関係だ。毎日の二胡の練習と、たまたまネットで見つけた二胡の引手はいないかという募集にひっかかっていた。 そのことはまた書くとして、今日はT…

30 路上の国柄

この本は、看板をネタにしているstantsiya_iriyaさんのブログのことをを書いたら、GAEIさんが看板といえばこれを思い出すと紹介されていた本だ。面白かった。 ゆらぐ「官尊民卑」というサブタイトルがあり、「官」をからかった感じの書きぶりと、日本だけで…

うれしいこと

今日、帰宅すると中国から郵便物が届いていた。待っていたものとはいえ、こんなに早く届くとは思わなかった。何かというと、自分のパスポートだ。 なぜパスポートが中国にあったのか、というと中国に送ってあったからだ。 実はこの前中国に行ったときに、二…

29 政府はもう嘘をつけない 堤未果

前にセットで紹介した「政府は必ず嘘をつく」の続編。冷静な現状分析と大切なことは何かを見直す示唆を与えてくれる。 表紙にもある言葉は副題のようなもので、 「お金の流れで世界を見抜け!」「ハゲタカたちよ覚悟せよ!」とある。前者は、世の中の腑に落…

敗戦記念日and解放記念日

世の中は、終戦記念日でお盆。二人の息子家族が来てくれて、総勢9人で楽しい日を過ごさせてもらった。平和に過ごせることはありがたい。 この日を終戦記念日と言わずに「敗戦記念」とするのが適切だろうと、一昨年からこの日はこのタイトルで日記を書いてい…

28 チェルノブイリの祈り

この本は、チェルノブイリ事故から10年たった時点で書かれている。 著者のスベトラーナ・アレクシェービッチは、チェルノブイリの爆発直後に消火にあたった消防隊員の妻。夫は重い被爆で亡くなっている。消防士たちは何も知らされずに普通の服装で消火活動を…

今日のニュース

天皇陛下のビデオメッセージを見ました。自ら生前退位をするなどとは一言もおっしゃっていない。メディアが勝手に、体力の衰えを強調することで遠まわしに生前退位を示唆していると言っているだけ。 肝心なところのお言葉は、体力の衰えや、次の天皇が未熟だ…

27 政府は必ず嘘をつく 増補版 堤未果

堤未果さんといえば、貧困大国アメリカという著作が思い浮かぶ。 http://goo.gl/wKI4TS これを読んでから、時々堤さんの書いたものを読んでいる。今回もその流れで、本屋で見つけた2冊の本。 どちらを買おうかと一瞬考えて、二冊まとめて大人買い。1冊目を読…

帰りました

久々の中国旅行から帰りました。帰りはちょっと大変で、帰ってから体調を壊してしまった。 というのは、香港からの便が台風で半日も遅れて、朝の便が深夜便になってしまった。空調の聞いた飛行場で長時間過ごした後、機内ではほとんど寝られない夜を過ごすは…

香港にて

フライトの関係で香港から帰ることになったので、ついでに香港の楽器店をのぞいてみた。たまたま予約したホテルから地下鉄で一駅で歩いて行ける場所だった。似たような種類の楽器が並んでいたが、香港のほうは販売店という感じで、こぎれいな店舗にチェロや…

広州にて

昨日から夏休みで久々の広州に来ました。今回の主たる目的は、ここの二胡の店をのぞいてみることで、今日はそこへ行ってみることができました。二胡だけでなく、いろいろな中国の楽器がおいてありました。 写真を撮ったので、ここに張ろうと思ったら中国では…

小説外務省 孫崎享

この本は、「不思議なクニの憲法」という映画を見た時に、映画館で販売していたものを購入したものだ。著者の孫崎さんがこの映画に出ており、映画を見てこの人の書いたものを読んでみたいと思った。 そして、こういう本を書く人がいてよかった、というのが感…

巨泉さんを悼む

永六輔氏に続いて、大橋巨泉さんが亡くなった。まだ白黒テレビが主流だったころ、11PMという大人の番組で司会をしていた。あれからいろいろな活動をして、国会議員を務めたこともある。 生涯を通して反戦を訴えた人だった。ネット上では、巨泉さんの最後…

王憲林教授と門下生の音楽界

王憲林教授という人とその門下生による音楽会というのに行った。それは誰だ?という具合だったが、Facebook友達からの案内があって、二胡の演奏もあるというので、行ってみた。 二胡の方は、武楽群という人とやはりその門下生の演奏だった。武さんは日本に来…

生前退位

天皇陛下の生前退位について、昨日は陛下が今の情勢にあきれているせいでこういうことを持ち出したように思った。確かに、この時期にこうした問題を出されたのは、安倍政治に対する反応であることはその通りだろうが、投げやりな気持ちではなく、よくよく考…

あれこれ

エーちゃんこと、永六輔氏が亡くなった。相前後して家内の母親も亡くなった。順に世代が代わるのだなと思う。それぞれに世の中に貢献した人たち。 今日のニュースでは天ちゃんが生前退位をされるとか。戦争や災害の被害者に対してことのほか心を痛めてこられ…

夏休み

選挙は不本意な結果だった。あれだけ憲法を変えるな、戦争法は違憲だという運動が盛りあっていたのに自民党と公明党が議席数を増やしている。なんてこった。FBではわが同胞(日本人)にあきれる感想が出ている。無関心層に対する怒り、情けない感情だ。 一…

25 ドイツ人が見たフクシマ 熊谷徹

脱原発を決めたドイツと原発を捨てられなかった日本、という副題がついたこの本。著者は25年もドイツ在住の熊谷徹さん。25年前はNHKの記者だった。ドイツでは向こうの保険会社に勤務している関係で、私も過去2,3度お会いしている。 業界紙の保険毎日新聞…

7月7日は何の日

7月7日といえば七夕であり、日中関係の上では盧溝橋事件の日だ。 2年前の今日は、盧溝橋事件から77年というイベントに参加して、いろいろ学んだ。 http://goo.gl/4u69xb 撫順戦犯管理所というのがあって、日本のBC級の先般が罪を問われずに解放されたこと…

24 誰もやらないのなら医者の私がやります

最高に素敵な本。板橋区役所前診療所の物語という副題で、島田潔、鈴木陽一、藤井秀樹著と3人連名の著者になっている。 この板橋区役所前診療所というのは実在の医療機関で、ホームページを見るとよくわかる。 http://ita-shinryojo.jp/index.html 3人連名の…

23 格差をなくせば子供の学力は伸びる

驚きのフィンランド教育と副題のあるこの本、素晴らしい内容だった。 著者の福田誠治さんは、教育学者だ。この本は、PISAの調査で高い評価を得ているフィンランドの実態を調査してルポをし、日本の状況を解説してくれる本。そしてフィンランドに見習うべ…

情勢好転か

FBを見ていてこんなニュースを発見した。 http://健康法.jp/wp-content/uploads/2016/06/ClzTRYVUgAEluan.jpg 毎日新聞の調査による結果らしい。 今は、若者たちを中心に「選挙に行こうよ」運動が起きている。民主主義の社会で国民が意思表示する機会を逃…

不思議なクニの憲法 上映会

昨日は、日中友好協会八王子支部として「不思議なクニの憲法」という映画の上映会を実施した。自分で手配した行事としては初めてだった。前宣伝の期間が短かかったが、それでも20名弱の人たちが集まってくれた。鑑賞後の感想として、期待通りの感触が得られ…

22 アイデンティティと戦争 山田正行著

偶然の出会いで見つけた本。読んでみて驚きとともに、心強く感じた。心強く思ったのは、前回の書評で赤堀さんという人に敬服したと書いたが、こちらも地味に平和のために活動してる人がいてくれたことについて、素晴らしいと心強く思った次第。 こちらは、タ…

理性は泣いている 赤堀芳和

これは、以前、赤堀さんの本を読んでからもっとこの人の書いたものを読んでみたくて買った3冊目。 最初は「共生の『くに』をめざして」という本。「共生」というキーワードに引っかかって読んだ。たしか新聞の書籍広告に出ていたが、たまたま今日の朝日新聞…

中国音楽の現在 増山賢治著

犬も歩けば棒に当たる。あたった棒のような本がこれ。いつだったかブックオフで時間調整していた時に見つけた本。何しろ中国の音楽のことを書いた本など初めて見た。著者は東京芸術大学で民族音楽を専攻した人。 こういう本に目が行くようになったのは、言わ…