天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

TPPを阻止しないと

 気が付けば、本の紹介を書きかけながらブログアップが滞っていた。何がそんなに忙しかったのかと言えば、二胡関係だ。毎日の二胡の練習と、たまたまネットで見つけた二胡の引手はいないかという募集にひっかかっていた。
 そのことはまた書くとして、今日はTPPについて一言。たまたま二胡の練習の手を休めてあちら(リビング)に行くと、NHKで新しく農水大臣になった山本氏のインタビューをやっていた。石バカ派の彼が何を言うかと思ったら、TPPを進める発言をしていた。農家の心配事はいらないという無責任な発言。
 日本のおいしいコメをもっと海外に売って儲けるのだという、安直な発言。こういう発言の最大の問題(欺瞞)はTPPはそんなコメ問題ではないということだ。
 最近読んだ本の紹介を書き始めていたが、こんなバカな発言を報道しているNHKを見て、黙っていられなくてPCに向かった次第。TPPについては、堤未果さんの最新本のとじ込みに、重大なことが書かれている。何度でも紹介したい。
 まず、国連が全参加国に対して「TPPから今すぐ撤退せよ」と言っている。世界の一部、一地域の見解ではない。国連がそんなことを言うのは一体どういうことか。つまり、金の亡者の「グローバル企業」に世界の秩序がメチャクチャにされてしまう。そういうことを回避しようと呼び掛けているのだ。
 つまり企業が自由に他国の市場に入りこむだけでなく、自分たちに不利な制度がその国にあると判断したらそこに訴えを起こすことが認められるのだ。
 TPPが一番狙っているのは日本の農業ではない。健康保険が危ない。製薬会社が健康保険の薬、医療を高額で売るようになれば健康保険は破たんして、庶民は今のレベルで医療を受けることができなくなってしまう。そういう重大な問題を知らせないで、日本のコメは売れるから大丈夫だなどということがTPPの問題ではない。「政府は必ず嘘をつく」という堤さんの言は、まったくその通りということだ。
 少しでも、何も考えないでポケモンGOなどで無駄に時間を使っているタコたちに気づいてもらうようなことをしていかないと。