天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

10月を振り返り日記

 早くも11月。今年も残すところあと2か月。ブログの更新をさぼっているうちに書いておきたいことが溜まってしまったので、振り返りで少し。

〇まず長野のこと

 一昨日の日曜に長野往復してきた。休日に行くのは、高速道路代がETCで割引があるから。行った目的は、本家の蔵の傷み具合を見て改装計画を立てるため。つまり狙っていた古民家は買えなくなった。不動産屋が先に見に来た人に売ることにした。長野市の空き家紹介サイトの情報は、不動産屋の意向も確認しないとあてにならない。長野市としても70歳以上の申し込みは補助金も出ない。誰のためのサイトだろう。

 ともあれ、それなら元の考えに戻って、本家の蔵を時間と手間をかけて直す方針が成り立つかどうか、まず従兄の了解を取りに行った。

 突然行ったのだが、山に上がる前に電話すると、その日は「紅葉祭り」で、「今はキャンプ場で一杯飲んでるさ」とのこと。おお、キャンプ場は久々に現状どうなっているか見ておきたいと思っていたので、そこまで行った。荒倉山キャンプ場というところで、ずいぶん前に叔父が生前地元の人たちと作った経緯がある。

 キャンプ場までの道は細く、上から軽トラが何台も降りてくるのとすれ違うのが大変だった。日ごろはあまり人の行かない場所だが、ちょうど祭りが終わって帰る人たちの車だった。キャンプ場は昔と同じたたずまいで、それなりに維持されていた。

 紅葉祭りというのは、紅葉のきれいな時期にそれを愛でるお祭りかと思いきや、実はこの地に伝わる鬼女もみじ伝説にちなんだお祭り。鬼女紅葉は能生の「紅葉狩」にもなっており、ここに能楽堂も作ってある。

 そういえば明後日、水道橋の能楽堂二胡友の一人の謡を聞きに行く予定だが、その演目に「紅葉狩」があった。この場所でやりに来ないかな。

 それはともかく、肝心の蔵だが、その気で見ると傷みが激しい。北側の壁面がすっかり無くなっている。そうなってしまった原因は、北側の屋根が壊れて雨水で壁が濡れ落ちたとのこと。もう蔵は処分する気だったので修理もしなかったらこうなってしまったそう。処分と言っても建物だけでなく、中身が詰まっている。

 私のプランを従兄に話した。壊れた壁は自分がDIYで直す。方法はレンガ。レンガの壁にすれば雨で壊れることはない。残っている柱が腐食しかけているので、これが無くならないうちにやらなくては建物が傾く。そうなったらもうおしまいなので、腐りかけた柱は木材補修パテで固める。その作業が出来て、建物が大丈夫そうなら水回りの工事を業者に頼んで、中に住めるようにする。そうしながら蔵の中を点検して処分する。

 これは時間がかかるので、とりあえずブルーシートで壁を覆って、中のものが雨や雪で傷まないようにする。今回、ブルーシートを持ってゆくかと思ったが、どれくらいのサイズのものが必要か分からなかったので、まずは寸法を測り、従兄の了解を得ることを目的に出かけた。

 従兄の話では、ブルーシートは牛小屋に使っていたのがあるので買わなくていいことになった。壁が落ちたときにすぐシートを貼ればよかったが、それには屋根に上らなくてはならない。一人じゃ無理。ということなら、雪が降る前にもう一度戸隠迄行って、二人でシートをかけようということになった。二人で、というその二人は従兄と私で、彼の方がいくつも年上なので、屋根の上に登るのは自分だな。ヘルメットも必要かな。

 出来ればその時に木材の補修パテを持って行って、柱の根元に塗り付けてみようと思う。ダメになった柱の代わりには、裏山の木を切って使おう、と半分冗談で言ったら、それが現実的な話になった。太い杉は無理だが、細い木が2,3本あってそのまま柱になりそうなものがある。ということで最近岡崎の木を切ったチェーンソーも持ってゆくぞ。ま、そこまでやってみて行けそうなら、壁工事に通う。その間水回りの工事を業者に依頼する。それらはすべて来春以降になる。どうなるかこうご期待。

 

 さて次は最近岡崎の木を切った話。紅葉の季節なり、岡崎の庭木が大きくなりすぎて落ち葉が隣家におちるとクレームが来る。という話を聞いていたので、その木を伐りに行った。

 ちいさなチェーンソーで切り倒した木がこれ。きんもくせいの木で、庭の上の空が半分きんもくせいの枝と花で覆われた状態だった。木が倒れると、庭一面がきんもくせいのオレンジ色の花でうまった。木が可哀そうだと思ったが、おおきくなりすぎてどうにもならない。倒れた木の枝を払って、枝やはっぱをゴミ出しできるようにしてきた。

 次回は幹の木材のようなのを切り刻んで、薪に使えるようにするか捨てられるようにする。そして庭の中央にある松の木もいっそ倒そうと思う。これは、もともと父が趣味でやっていた盆栽の末をいたずらに庭の飾りに植えたものが大きくなってしまった。

 ということで、いずれ処分するこの家の庭を森からせめて花壇に変えておく。

 

 それから昨日やっと解決した問題。

 スマホの電話回線の接続が出来なくなった。WIFI機能は大丈夫だが、電話回線が常に「圏外」になっている。そうなると電話が使えない。シムカードがダメになったのか、iPhoneが壊れたのか、どちらかだろうと思ってシムカードを抜いて、別のアンドロイド端末に入れて電話してみたらかかった。そこでもう5年使っているiPhoneがいけないのだと思って、ビッグカメラiPhoneを買いに行った。そこにはアップルも入っているので、ひょっとして古いiPhoneが治せるかと思ったが、中をカラにしないと修理も出来ないと聞いて新しいのにした。最新かどうかよくわからないが、シムフリーで同じ大きさのものということでiPhone14を推奨された。

 持ち帰って自分でデータ移行をして、やれやれと思ったら二つのトラブルに見舞われた。一つは、シムカードのテストで別のスマホにシムカードを入れたとき、LINEをいじってしまったため、グループ情報が消えてしまった。無いと困るグループ5つを他のメンバーに再度入れてもらった。

 もう一つはシロート作業では難しい問題だった。家の外に出ると、ラインもネットも使えないという現象。家の中では自宅のWIFIが動いている。要するにパケット通信が出来ていない。これは格安電話のヘルプデスクに電話したところ、iPhone用のそのプロバイダー独自の構成アプリのインストールが必要だった。このヘルプデスクは、前にも何かで問い合わせたが、その時の対応者と同じ人が出てきた。前のメモが残っていたので、名前が分かった。格安の割にはサポート体制が整っていてよかった。この問題も無事に解決して使っている。

 

 電話が出来ない最中に出かけた場所があった。八王子原爆資料館とうところ。初めて行った。市役所のすぐそばにあるが、市の施設ではない。八王子でも原爆被害を後世に伝えて、戦争をしない国でいようという平和運動をしている人たちが運営している。

 そこへ何しに行ったかというと、731部隊とその関連メンバーを告発することに熱心な方が、日中友好協会のメンバーになっていて、12月に図書館でパネル展示会を一緒にやることになっている。そこで使う資料の一部をここからお借りしようという打ち合わせだった。展示物は広島の平和記念館や第五福竜丸展示館などからもお借りする。

 

  振り返る最後は映画。10月18日から25日まで

「2022東京・中国映画週間」

というのがあって、その25日に映画の授賞式と映画鑑賞の招待券をいただいた。

 写真にあるように栗原小巻さんがはじめの挨拶をした。彼女は日中文化交流協会理事長という役職。知らなかった。見た映画は「奇跡の眺め」という中国映画。現代の中国映画ではやりはこういうものかとよくわかった。東京で、中国映画の紹介をして、北京では日本映画の紹介をしたらしい。

 奇跡の眺めという映画は、出稼ぎで深圳に来ていた母が死んで、妹と二人暮らしの若者が、携帯電話の修理屋をやっていたが、妹が病気になりその手術代を稼ぐのに大変な仕事をして成功するというもの。そんな成功は奇跡だというわけ。Chaina Dreamの映画と言える。このチケットをくれたのは、笛の先生だった。

 映画の前のアトラクションで、中国で売り出している日本人歌手が歌った。知らなかったこの人。七穂という名前で歌っている。胡のステージでは中国語でスバルをうたった。日中国交回復50周年の今年、メディアはさほど報道しないがこういう具合に民間交流は進んでいると感じた。