斎藤幸平氏の本を読んで、もう少し彼のものを読もうと思っていたら、こういう本が発売された。斎藤氏だけでなく、他に若い世代の学者(?)の意見、動向を知ることができた。
「天才たちの」というタイトルには若干違和感があるものの、ほぼ同世代の若い知識人の主張がよくわかる。この中では、最初に出てくる成田悠輔という人が面白い。この本を手にするまで知らなかったので、ちょっと調べてみるとYoutubeで色々発信していた。
これ長いけど彼の考え方、スタンスなどがよくわかる。
これはこれから受験勉強に追われそうな孫たちにみせたい。
この本を、コロナ感染で自宅にこもっている息子たちへの差し入れに混ぜておいたら、琳ママが「この本読みたかった」とのことだった。ということで、こんな動画を教えてくれた。この四人のうちの二人の討論だ、
斎藤氏は、自己紹介で自ら「マルクス主義者」というところがさっぱりしていていい。かつてのマルクス主義は失敗に終わった的な評価になっているが、ちゃんとマルクスを学習すれば、現代に有用な考え方だ。というのが彼の主張。
経済発展はもう問題にしなくていいという自分の考えをマルクスの論文を使って論じてくれる斎藤氏の本はもう少し読みたい。
もう1冊持って行ったのがこれ。
ミヒャエル・エンデ作の児童文学。小学校5,6年からとあるので、本好きの孫リンなら4年生だけど読むかと思って持って行った。長いけど面白い。時間に追われる現代人を風刺した作品と言える。時間に追われるより大切なものがあるよ、と子供に語りかけている。大人の一読されたい物語。アニメにもなりそう。