天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

芸事は奥が深い

 二胡の発表会が無事に終わって、その1週間後には先生の久々のコンサートがあった。今回は、ゲスト二人を迎えて素晴らしい演目だった。

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 ゲストは、日本の胡弓を弾く木場大輔氏と、ガドゥルカという楽器を弾くブルガリア出身のヨルダン・クラシミロフ・マルコフ氏。

 ガドゥルカという楽器は初めて見た。小ぶりのマンドリンのような形で弓を使う擦弦楽器

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 ネットで調べたら、今回演奏したマルコフ氏の写真が出てきた。

 胡弓は、二胡のことを胡弓と呼ぶ人がいるが、正しくは絵中おわら節で登場する日本の楽器だ。通常は弦が3本だが、木場さんは音域を広げるために1本加えて4本弦にして弾いているそうだ。そんなことしていいのか、と思うが、日本の箏も基本の13弦から数を増やした箏がある。

 今回このゲスト二人と、二胡と、チェロの四つの楽器にパーカションを加えて弦楽四重奏で木場氏による「シルクロード組曲」という曲が演奏された。確かに東から日本の胡弓、中国の二胡、中東はブルガリアのガドゥルカ、そして西洋のチェロとシルクロードの国々の楽器でそういう雰囲気のメロディーが流れてなかなかよかった。

 コロナ禍の第6波が忍び寄る前のぎりぎりのタイミングで開催出来て良かった。蜜を避けた席の配置がほぼ埋まるくらいの観客。

 うちの孫リンも最後に花束を渡すというので、ピンクのドレスを新調してもらいすっかりその気になって、無事にお役を果たした。このお役目は、2歳の頃からチャイナの子供服を着せてやっていたが、小3となり、そろそろもっと小さい子にバトンタッチかな。

 さて一連の行事が無事済んで、発表会が済んだので自分の二胡の練習は、検定試験の準備に入った。演目は「月夜」と言う曲で、すでに一通りは弾けるようになったつもりだった。が、発表会後の初レッスンで先生の前でどや顔で弾いてみたが、もっと強弱や緩急をしっかりつける個所を色々指摘された。

 単に合格レベルというだけでなく、高得点でパスすることを狙いましょうという感じだ。古典的な二胡曲は、二胡の音色や特徴を十分に生かして作曲者が作っている。その意図をしっかり表現できるというのが本来の演奏。コンテストに臨むような感じ。この際そういう表現力をしっかりつけましょうと言われている感じ。ウーム頑張るぞ。

 翌日の昨日は笛のレッスンだった。前回、毎日こういう練習をしなさいと言われていたが、発表会の練習に時間を取られながらもなんとか高音を吹き分けることが出来るようになったつもりだった。それが、先生の前でやってみるとうまくいかない。一緒に習っている二胡友で笛友のMさんはすらすらと吹ける。この人は何をやってもセンスがあるのか、自分が努力不足なのか。

 ともかく結果がすべて。次回に向けて家での練習課題を告げられて、今日からとにかくやっていくことにした。

 ウーム楽器の演奏は奥が深い。どちらも真剣に取り組むぞ、と心を新たにした次第。