二胡的生活
最近ブログを書く頻度が少なくなっている。色々と学習会や二胡のイベントなどに行って、書いておこうと思うことがあってもなかなか書く行為に及ばない。
今朝テレビを見ていて、このことに原因があることが判明。男性ホルモンが減少すると、男の更年期障害のような症状になってやる気が出ないということにつながるらしい。
自分は前立腺癌の治療として、男性ホルモンを抑制する薬を体内に入れているので、意図的にそういう状態を作っているわけだ。なので、この状態は自然の成り行きとして、日記を書く場合も気負わずにサラサラと書いておこうかと。
という訳で、最近失敗した出来事を一つ。
二胡仲間と道具論議になることがあるが、二胡本体の他に弓、弦、駒、更に松脂などが重要な音の要素だということである。で、松脂はバイオリン用のあれがいい、これがいいという話や、弓は日本で高く売っているが同じものが中国ではかなり安く買えるなどという話。値段については二胡本体も同じだ。二胡についてはその値段格差を体験した。
先日来、松脂をいくらぬっても滑るような感じがするので、弦を換えてみようと思った。換える前の弦は中国で買った割と安目な弦が張ってあった。元の弦から一度換えてしばらく使っていたのだが、つい最近ネットで格安の弦を発見。3セットで900円というから安い。普通安いので1本千円程度はする。さっそく取り寄せて張り替えてみた。
弦の張り替えは3本の二胡で何回かやっているので、手際もだいぶ慣れてきた。しかし張り替え後の音が気に入らない。安いものだからなのか、二胡の腕なのか、はたまた弓や松脂のせいなのか、原因がよく分からないが、自分では安弦のせいだと思い、思い切ってもう一度とっておきの弦に換えてみた。これは先生から高額二胡を買ったときに付けてあったものだ。これなら弦の選択としては間違いないはず。そうすると今まで使っていた弦はさほど悪いものではなかったらしい。
写真の左が安い弦。真ん中が銀を使った弦で所謂高級品。なのでまだ自分の腕前ではむやみに消耗することが憚られる。右端が今回使ったとっておきの弦。結局「安物買いの銭失い」ということになってしまった。弦にはこだわらない、新しければいいという人がいたら進呈したい。
という具合に好きなことはせっせとやっている。好きなことをやるのは免疫力アップに繋がるので、これでいいのだ!とバカボンのパパになっている。
好きなことを思い通りにするにはお金も使ってしまう。使えるお金があるうちは使ってしまえ。江戸っ子ではないが、宵越しの銭は持たないってな気概でモノを買っている。
しかし二胡は奥が深い。基礎が大事ともいえる。その基礎的なことを常に忘れないように弾くことが必要、とうか基礎的なことをしっかり体に覚え込ませる練習が必要。そのための費用が多少発生しても仕方がない。と思うくらいだ。
退職したら二胡三昧などと言っていたが、その通りの生活になってきている。病気が出たため、その他のことは一切気にしないことにしており、そういう生活が許されていることは有難い箏と感謝しなくては。