天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

STAY HOME

 ゴールデンウィークなのに、ステイホームで頭が痛くなった。コロナではなく、治療の副作用の一種か、と思う。

 前立腺がんのホルモン治療は、何てことないつもりで過ごしてきたが、先日読んだお医者さんの体験記で、ホルモン治療の副作用は元気がなくなる、うつ気味になる、てなことだと知らされて、そうかもしれないと却って気になったりする。元気が無いのは年のせいにしていたが、ある程度は副作用が来てるんかと思う。

 が、思っても仕方がないので、元気ないときは無理せず寝る。というのが今日だった。昼寝を一眠りして、散歩で気分転換したらやっとパソコン開く気になった。

 ということで<今日のひとこと>

Ask Yourself the Question, "Will This Matter a Year from Now?"

 回りくどい言い方してるなと思うが、いろいろ気に病むことがあるだろうが、それって今から1年も続くことなの?と自分に問うてみると、そんな問題はほどんど無い。であれば、今はもっと楽しく過ごすことに気を使った方が自分も周りの人もハッピーというわけ。問題解決ではないが、考えても仕方のないことをくよくよ考えるのはやめよう。そりゃそうだ。

 

 ということでSTAY HOME中に作った作品を公開。

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 右は家内の作品で、東京新聞が三日分の写真をつなげると実物大のしゃんしゃんになるという企画を実行した。ほぼふすま1枚分の大きさになっている。

 さて、左が自分が作成した二胡。かねてから空き缶二胡を作ってみたいと、ひそかに材料をそろえていたが、やっと実行した。同じようなことしてる人がSNSにアップしたのが作業開始のきっかけ。

 工夫した点は、まず竿にデッキブラシを用いた。これは以前スコップで二胡を作った動画を見ていたのがヒント。雪かきするスコップでは重いので色々考えてダイソーでデッキブラシを買った。長い間部屋で眠っていた。竿の太さが二胡の竿と近くてちょうどいい。うけ狙いで、ブラシをつけたままにしてある

 糸巻き軸二本と下の台座は、ネット販売していた。合成樹脂でできているので安い。こんなものの販売元はさすがに日本ではなく中国。それがネットで買えてしまう世の中。簡単な二胡には台座まではつけなくてもできるが、買ってあったので使ってみた。

 問題は胴体にする缶。スーパーに行っていいサイズの缶詰を調達しようと思っていたが、以前孫たちがディズニーランドの土産にクッキーの入った缶を持ってきたのがあったので使ってみた。普通の缶より、縁が高いので駒の背より低くするために弦を通す箇所をへこませる必要があった。丸くないので台座をつけるには都合がよかった。

 作業で手間なのは穴あけ。デッキブラシの竿に、糸巻き軸を通す穴を二個あけるのと、缶に穴をあけて竿を通す。それだけでできてしまう、ともいえる。

 駒と千斤(上部で弦を抑えてある糸)、弦そのものは本物の古い奴を使った。

 これでちゃんと音が出るからすごい。が、音の大きさは本物の蛇皮の二胡には及ばない。本物ができている素材の良さを改めて知った。缶の二胡でも弦と弓が擦れて出す音は本物と同じなので、ちゃんと弾けばそれなりに風情のあ音が出る。その音を共鳴させる胴に伝える駒も本物。本物の共鳴胴は紫檀や黒檀、あるいはかりん、老紅木といった硬い素材の木にニシキヘビの蛇皮を張ったもの。こういう材料が出す響きがいいのだということが伝統的に伝えられてきたのだと、いい勉強になりました。

 次は胴の缶をいろいろ変えて、音の違いを比べてみると面白いかもしれない。が、本物の二胡をもっと練習して腕を磨く方が先でしょう。