天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

深圳楽器城

 今回の旅では、広州まで行くので雑誌「二胡の友」で紹介されていた深圳の楽器城をのぞいてみるということもした。特に買い物としては考えていなかったが、結果少し買い物もした。

 広州から特急列車で約1時間。片道80元。深圳北駅から地下鉄で近くの駅まで行く。地下鉄を降りて地図に従って歩くと見えてきた。

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ここが入り口。

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雑誌に紹介された時は整備中で、1階に民族楽器の店が1か所とのことだったが、2,3,4階が楽器城だと書いてある。楽器城とは楽器街という意味であり、楽器でできた城ではない。エレベータの壁にフロア紹介が出ていた。

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中はこんな感じで、色々な楽器屋さんが軒を並べている。

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  私が見たいの民族楽器の店も何件もある。が、一種類の楽器だけ扱うのではなく、二胡もあれば古箏もあり、笛も売っている。中には笛に特化した店もあった。

 しかしスペース的に一番占めているのはピアノ。ピアノは、楽器として買いたい人だけでなく、家の飾りにもなる。住宅ブームで、自宅を手に入れた人でピアノを置きたがる人が結構いるそうだ。日本でも昔はそんな感じだった。

 日本では、楽器としてのピアノはスペースの要らないキーボードに席を譲るケースが増えている。

 ともあれ、民族楽器店を中心に見て歩くと、どうしても二胡を見る。どんな二胡がいくらくらいで売られているのか。だいぶ目も肥えたので、いい二胡がいくらくらいか分かるようになった。やはり日本で買うよりはずっと安価に買える。

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 しかし二胡ばかりいくつもあっても仕方がない。簡単に持ち帰ることの出来る笛をいくつか見た。その結果、買うなら笙という尺八のような縦笛が気に入った。でも買わなかった。そこに時間を取られて二胡の練習がおろそかになることを嫌った。

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二胡友達が持っているという短めの古箏もあった。その右に並んでいるのは古箏の原型で古琴と書く楽器。たまたま北京路で弾いている人を見た。

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 いろいろ見たが、ここでの買い物は結局友人のための古箏の曲集と柳琴の練習曲集。それにたまたま見つけた中阮のソフトケース。これに入れれば、今のハードケースより持ち運びが楽になる。

 さすが中国だけあって、中国の民族楽器に関するものは皆揃っている。当たり前だが、民族楽器への関心が日本より一般的のように思える。

 日本では、自国の民族楽器で比較的一般化しているので三味線くらいだろうか。尤も日本の民族楽器のルーツは皆中国伝来なので、祭りの時の笛や太鼓もみな中国に原型がある。

 そう考えると、二胡は持ち運びもできる手軽で音色もきれいな楽器。日本でもこれからもっと普及するかもしれない。その一役を担うのも楽しい。