天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

10月

 10月となりはや三日。10月1日は中国の建国記念日。数年前にそれがどういうことなのか気にしないで中国に出かけた。そうしたら、新幹線の切符がみな満席で困ったことがあったのを、この日が来ると思い出す。
 しばらく中国にも行けそうにもないので、ということが理由ではないが、孔子学院の催し物に出かけた。午前中に民族音楽の演奏と中国服のショーがあり、午後には呼吸法と鍼灸とガン手術の話があった。




 民族音楽の演奏というのは、二胡だけでなく、中阮や高胡、板胡、ひょうたん笛、横笛、揚琴など名だたる中国の民族楽器がずらりと並んだ。この人たちはどこの方たちだろうと思ったら、NPO法人中国帰国者日中友好の会という団体で、そこに楽器演奏部というのがあるらしい。
 年齢からみて、帰国者の方々だけでなく日中双方の支援者も入っているようだった。日本で実際に中阮の演奏を見たのは初めてだった。
 中国服のショーは女性のファッションショーのようではあったが、写真のようなチャイナドレスは「旗袍」(チーパオ)と呼ばれるもので中国服の代表に思われているが、これは清の時代からのもので比較的新しい。満州族の服が変化して今のようなものになった。その前は「漢服」と言ってもっとゆったりした着物だった。日本の呉服は呉の国から伝わった服なので呉服と呼ばれている。
 午後一の呼吸法の講師は、私が師事している曽紅先生のお話だった。ミトコンドリアを活性化させると癌細胞も消えるという、いつものお話。要するに免疫力の源はミトコンドリアなのだということ。これは自分としても実践中でもあり、学習中でもある。
 次の鍼灸師の方の話は、実際に役立つ手のつぼをいくつか教えてくれた。

 最後は、がん手術の権威であり、ロボット手術を日本に持ち込んだ宇山一郎先生の話だった。これが実際の手術の映像を見せてくれるのでとておも驚いた。ダビンチと命名されたロボットは、人間の代わりに手術をするのでなく、オペの際の手ぶれ防止装置のことだ。聞いてはいたが実際に見ることはめったにできないが、大学教授でもある先生はおそらく教材として撮影されたものを見せてくれた。
 思いがけなくずいぶん勉強させてもらった。