天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

立憲民主党

 民進党の迷走に付け込んで、森友・加計学園問題の隠蔽を目論んで、衆議院が解散された。
 その予告報道があった時点で、東京都の小池知事は都議選の勝ちに乗じて「希望の党」を立ち上げた。
 都知事と国会議員と二股をかけるのか、という批判があったが、今日は立候補しない意向を表明した。しかし、党首として希望の党が政権を取れるだけの数の候補者を立てると宣言している。
 どこにそういう人材がいるのか、と思ったら民進党が選挙に当っての候補者を希望の党に合流させるとした。9月に代表になったばかりの前原氏の考えだが、一応党としての決定となった。
 しかし、小池氏側は単なる交流ではなく、選別をした。10か条の踏み絵を踏んだものだけが希望の党になれるとか。それは民進党の方針とは違ったものだったはずだが、民進党自体に保守派とリベラル派がいて、自民党に反対という点で合流して党を形作っていたようなものだ。それがこの機に割れたともいえる。
 それにしても前原は甘い。小池氏にやられっぱなし。なのに今日は「首班は小池氏に」などと言っている。
 そういう動きに耐えられなくなって、枝野氏が市民連合などにはっぱをかけられて立ち上げたのが「立憲民主党」だ。この名前を今風でないと言ったアホがいるが、党のスタンスを明確に表していて良いと思う。安倍のように憲法を踏みにじる政治家ではなく、憲法を尊重する立場で、主権は当然国民にあるということ以外の何物でもない。当然、共産党からも、市民団体からも、リベラル派の人々からは歓迎された。
 その証拠に、今日すでにツイッターのフォロアーが自民党を抜いて11万を超える数になったらしい。党を立ち上げて三日目でこの数だ。すぐにこの倍にはなるだろう。
 一方で「緑のタヌキ」の希望の党民進党のバックにいた連合からは見放された。緑のタヌキは、この名前が定着しないようにか、今日は青っぽい色彩だった。色を変えてみても顔はタヌキだ。私も一時はタヌキに騙されていた。市場移転問題では、一時は石原元都知事のズサンさを暴いて、計画をひっくり返すかと思ったら、結局は築地と豊洲を併存させるということで、双方にいい顔をした落としどころになっている。
 今回は。脱原発を打ち出して、自民党とは違うと言ってリベラル的な市民の票を得ようとしているが、仮に政権を取ったら本当にその路線を貫くかどうかわからない。できない理由を色々探すかもしれない。これはできない理由などない。
 新潟の柏崎原発が「適合」とされたが、これも臭い。脱原発で知事に当選した、米山知事だけは「福島の原発事故が検証されるまでは判断をしない」と抵抗している。頑張ってほしい。
 新たに選挙権を持った若い人たちは、老獪な権力者に騙されないでほしい。
 枝野氏の演説をちょっと見てほしい。↓
https://www.facebook.com/rikkenminshyu/videos/119876892031928/
 今、立憲民主党の公式ツイッターサイトを見たら、フォロアーがすでに14万を超えていた。