天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

70 ガン勝利者25人の証言 今村光一著

 選挙たけなわ感の今日このごろであるが、アベの戯れ言や緑のタヌキに国民が騙されないようにひたすら願うばかりである。今日は本のこと。
 掲題の本は、第1章がガン勝利者の実例。ガンを克服した人たちの体験談が書かれているが、取材先はアメリカ人が大半だ。10年前の本をリニューアルしている関係で、10年前にガンを栄養療法で克服した実例は、日本にはあまりいなかったのかもしれない。

 著者の今村氏は医者ではなく、医療ジャーナリストとなっている。この分野の著作が多い。
 昭和天皇膵臓がんだったらしいが、侍従が栄養療法を知っていたら、もっと昭和が続いたかもしれないなどと書いている。一方、栄養療法をやったレーガン大統領は、アルツになるくらい長生きしたとか。
 第二章は栄養療法について、具体的に書かれている。栄養療法といえばゲルソン療法がそのオリジナルの提唱者のようだ。
 この章では、現在のがん医療の三大医療を批判している。要するに対処療法だけで、原因治療になっていない。そればかりか、化学療法といわれる抗がん剤治療は死期を早めるようなものだとまで。
 そういう目で医者の言動を見ていると、学会の動向に沿ったことしかしない人が多いようだ。ガン治療の先進国であるアメリカでさえ、医療当局の指導に従わない医者は病院経営がやりにくく、栄養療法をするにはメキシコで開業しているコントレラス病院に入院して行うケースがいくつも紹介されている。
 実際、自分がやっているのはまさに栄養療法であるが、これを指導する医者はいない。自分でこういう本を読んでは、できることを実践している。幸い進行の遅いがんだったので、ホルモン治療でがん細胞を抑えている間に、自前の栄養療法で直してしまいたい。
 以前より検査数値だけでなく、トイレに行く回数も元に戻りつつあるので、体調が改善しているわけだが、栄養療法は手を抜いてはダメ。これを自分なりに続けるモチベーションとして、この種の本を読み続けることも必要なんだろうと思う。
 しかしこんな本ばかり読んでられないので、今日は世界で最も貧しい大統領の本を求めてきた。