天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

翁長知事を悼む

 6日に広島、9日に長崎と例年のように平和祈念式典が開かれた。安倍は儀礼的に出席するだけで、心のこもらない、誰も聞きたくない挨拶をのべる。そうしている間に沖縄では翁長知事が膵癌で亡くなるというニュースが流れた。

 直近では、沖縄辺野古基地の工事許可取り消しを行うという戦いを展開していた。
 沖縄県民だけでなく、国民の多くと、海外からも追悼のメッセージが送られる。
 沖縄の基地建設反対の動きは、翁長知事の意志を引き継ぎ戦いを継続しようという。亡くなられてしまったからには、残されたものがそのように動くのが真っ当だ。組織上、後を受けるのは当面副知事であるが、これがどうも危なっかしい。と思うのは私だけか。確実に知事の意志を引き継いで基地建設を阻止するとは一言も言ってない。
 翁長知事の病気は4月のがん検診で見つかり、手術に抗がん剤というお決まりの治療を受けたのだろう。見る見る間にやせ衰えた姿が痛々しかった。癌の治療経験者としては、どんな病院で、どういう医師に治療を受けたのか、とても気になるところ。まさか排除されたのではないかという疑いを持つのは私だけか? ただでさえ病院には医療過誤が横行している。真面目で誠意ある治療を日夜行う多くの医者には、気を悪くされるかもしれないが、医療が適正に行われているかをチェックする第三者機関は無いのだろうか。おかしいと思ったとき、どうしたらいいかわからないときに相談できる窓口はあるだろうか。あってもその窓口が適正に機能しなくては意味がない。
 疑ってはきりがないとは言え、疑いたくなることがあまりにも多い。
 翁長知事ひとりを失っても、安倍政権の暴虐ぶりを追及する動きは止まない。内閣不信任案の説明に立った枝野幸雄議員の3時間及ぶ演説が本になった。出版人にも黙っていられないという人達がいるということだろう。
 いずれにしても、翁長知事の癌は政権との戦いのストレスから来たものには違いない。謹んで知事の死を悼む。