天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

憲法記念日に考えた

 予定されていた憲法集会もコロナのため無くなっている。仕方がないが、やはり自粛しすぎ。と思っても出かけてもしも感染にかかわったら、つまり人に迷惑をかけることになってはいけないというのでやはり集まりは開催する方も躊躇するんだろう。

 集会はないにしろ、憲法を今の政権下で改定してはならないことを確認しておきたい。

 そもそも、憲法は政権の暴走を制限する位置づけであるのに、政権みずから変えたいと言い出すとは、なぜか?現政権にとって煙たい部分を書き換えたい。

 平和憲法と言われる所以は、憲法第9条で戦争を放棄しているから。よってベトナム戦争の時も参戦しなかった。これが煙たくて、2014年に安倍政権は憲法解釈の変更として集団的自衛権に基づく海外派遣を容認する法制を強行採決した。これ自体が憲法違反。このことを正当化させるために、自衛隊憲法に追記する案を出している。

 その後、海外派遣は行われ、その報告は黒塗りで開示されない。海外で何をしているのか、実態が国民に明らかにされていない。

 憲法13法では「すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。」とあるにもかかわらず、沖縄では県民投票で民意が確認されたにもかかわらず、米軍の新基地建設工事が強行されている。コロナでみんなに出歩くなと言いつつ工事は継続されている。

 福島では、事故の後始末ができていない状況下で、避難解除が進んでいる。放射線量の安全基準は事故前から大きく緩和されて、事故前の基準であればとうてい足を踏み込めない地域に帰るようにと。避難援助も打ち切られる。

 こうした政府の方針も憲法に抵触している。

 こういう政権下での憲法改正論議は、語るに落ちる。

 

 今日はこの本の紹介もしておきたい。まだ前立腺がんの本か、という感じだが、これは医者が自らの病気の治療経緯をわかりやすく書いているので参考になった。

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 まずは、前立腺がんのPSA検査。これは値が4を超えると、癌の疑いが出るので生体検査をしようということになる。また自分は今もホルモン治療の経緯をPSA値が4を超えるかどうかでとやかく言われている。が、これは年齢を考慮すべきということで、60代、70代なら6とか7でも標準とすべきと書いてある。そういうものなんだ。

 この人は、放射線治療の後でホルモン治療を併せてやっている。当初の段階でPSA値は85くらいで、私と同じようなレベルだったが骨の転移が無いので、放射線での局部治療を行った。自分の場合、転移があったのでまずはホルモン治療で、という状態が続いている。

 また、ホルモン治療をする場合、PSA値だけでなくテストステロンの値も見る必要があると指摘。これは元気ホルモンということで、男性ホルモンのことらしい。なので、ホルモンを抑える注射をすればこの値は下がる。下がるのだが、下がりすぎるとうつ状態になってしまい、QOL(quality of life)が下がるというわけ。

 で、さっそく自分の検査結果を見ると、血液検査のこの欄はいつも「検査中」になっていた。検査日の当日、先生の診断を受けるまでには結果が出ていないのか。とすれば前回検査時の値はわかるだろう、と思うので今度聞いてみよう。最近元気がないのは年のせいだろうと、気にもしていなかったがこの治療の副作用ということはありうる。が、自分でそんなこと考えずにできることをして満足して入ればいいのかもしれない。

 この人の年齢は私より20歳も上。その後他の病気をいろいろして、ホルモン治療が中断しているうちにPSAが900という高い値になった。そこで行った治療が精巣切除術。早い話が宦官みたいになっちゃうこと。これは効くらしい。ようするに男性ホルモンを抑えるというより、その元をなくしてしまうわけだ。その後はPSAは最低値を示す。88歳の年齢なら宦官もくそもないかもしれない。20年若くても同じか。

 しかしできればあまり自分の体にメスを入れるようなことはしたくない。免疫力で今のうちに治したい。食事は十分に気を付けている。免疫力を阻害するものはストレス。笑うこと、熱中できることがあること、運動が免疫力を強化する。自分の場合、運動不足を解消が最大の課題か。

 

<今日のひとこと>

Imagine that Everyone Is Enlightened Exept You

 どういうことか。自分以外の誰もが分かっていて行動していると思うことで、人に腹が立つことがあっても、あの人はその行動で私に何が言いたいのだろう、と考えれば腹もたたない。トラブルにもストレスにもならないってことか。そう思えるかどうかがポイント。