天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

池袋中華

 久々に池袋の本格中華に行った。池袋西口側には、中国各地の料理屋が店を連ねている。横浜中華街ほど密集はしていないが、ジャパナイズされていない本格的な中華の味を楽しむならここ池袋西北の一角がよい。
 前にも書いたかもしれないが、今回は東北料理の店「永利」。今来ている知り合いの中国の留学生が二人とも東北地方の出身。瀋陽と哈爾浜。なので、懐かしい味を食べに行こうと以前話していたのが実現した。

店を案内したのは自分だが、留学生二人のうち一人が半年の留学期間を終えて20日には帰るので、お世話になったお礼をしたいという趣旨だった。

ならば、と彼女たちのなじみの料理がよかろうとこの店を選んだのだった。

 一番上の料理は、鯉のナベ。これは冬場の料理として酢漬の白菜のナベがあるのだが、それかと思ったら高級料理だった。尿
 次は、豆苗とクラゲの酢の物。アサリも入って美味しかった。三番目がシメジのてんぷら。これが中華味の揚げ物で絶妙だった。同じ素材で中華だとこうなるんだ、と思うほど。飲み物は青島ビール
 割勘のつもりが、結局彼女達の思いをくんでごちそうになった。水槽に生きている鯉をさばいて高菜のだしで作るなべ。東北料理というのは、激辛が売りの四川料理や、上海料理広東料理と比べてもう一つ違った、でも中華に間違いないという感じ。見た目はいろどりがいいとは言えないが、素材の味が生きている料理だと思う。
 お世話になったと二人が思うのは、先日富士山の5合目に出かけて、帰りに富士急ハイランドに立ち寄って、ジェットコースターなどに乗ったりした。初夏のころには清里高原にも行った。車で行きやすいところなので、こちらは気楽だが向こうにとっては自分たちだけではなかなか手配がむつかしいので、恩義を感じているという訳。律儀でまじめな若者だが、日本のアニメやアイドルグループのファンだったりして、若者世代ならではの感覚を持っている。
 縁あって知り合ったので、時間の余裕があるおじさんがちょっとくらい面倒見てもよかんべえ。