本格中華といえば池袋であるが、今日は新宿で湖南料理を食べた。湖南料理と言えば四川料理よりも辛いと言われていて、毛沢東の出身地でもあるので毛の好きな料理だ。
特にこの写真にもある、豚肉の角煮は毛の好物だったと言われている。沖縄のラフテーというのに似ているが、味付けと切り方などは微妙に異なる。
湖南料理と言っても、中華には変わりがないので、料理の見た目は通常の中華と変わらない。本場中国で食べた時には、盛り合わせや唐辛子の色なども独特のものがあった。
湖南料理は中国の広州に行った時に、湖南料理の店に何度か行ったことがあり、辛旨い味だった記憶がある。辛いのだけれど、味が旨くてまた一口食べたくなる、といった感じだった。そういう記憶があるので、今日は期待して行った。
がしかし、最初に出たマーボ豆腐を一口食べてその辛さに閉口した。ピリ辛に加えてシビレル麻辛（マーラー）という味がするのは分かっていて食べるのだが、舌が受け付けなかった。ここ数日、薬のせいか舌が荒れていて熱いものを食べた時のような状態になっている。そこにこの強烈な香辛料はきつかった。普通なら喜んで食べる羊の肉も、味付けの辛さに参った。
これは体調を整えて捲土重来を計らなくてはならない。
飲み物は、温かいプーアル茶で通したので、アルコールによる咳への悪影響は出なかった。
ここは新宿の歌舞伎町の目抜き通り一番街のとおりに面したビルの４階。湖南菜館というお店。食事が終わると久々の歌舞伎町の夜のにぎやかさを楽しみながら帰ってきた。夜の街もなかなかどうして、まだまだ元気がある。
