天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

中国新聞 in Japan

 池袋に行くと、中華料理店などの店先に中国語の新聞がおいてある。何気なく中国語の学習材料になるかと思って持ち帰る。先月と今月、たまたま違う店に行って持ち帰った新聞を見ると、ここにも現代の日中関係が浮き彫りにされていて面白い。
 まず、二か所で見た新聞は、日本で発行されているが別の新聞だったこ。つまり、在日中国人のために情報誌が少なくとも二種類以上ある。
 一方が簡体字で、もう一方が繁体字だ。ということは台湾・香港系の新聞と、中国本土系の新聞ということになる。面白いので、ちょっと比較してみる。どちらも月2回の発行で、繁体字の「中華新聞」というほうは1部300円で年間購読が6200円。簡体字の「現代中国報」は1部210円で年間5000円とある。
 お安い簡体字版の出版元は、日本新華僑実業有限会社とある。繁体字の中華新聞の方は。原名<外国学生新聞>とあり1989年2月創刊。どうやらこちらのほうが古いようだ。新聞の値段の差が多少あるが、中は大量の広告が印刷されているので、ほとんど広告代で賄えるのではないだろうか。
 でその元の学生新聞の方の広告のページを開いて驚いた。「エステ小姐急募」といった類の求人広告がびっしり。日給で最低2万円。店によっては3〜5万円、あるいは7〜10万円。はっきり風俗エステと書いてある広告もある。そこは月収で200万以上とある。留学生のアルバイト情報としては過激でないかい?
 新華僑の新聞は広告はアパートなどの不動産情報や、一時帰国に利用する格安航空券、自動車学校の宣伝など、生活情報が中心になっていた。ちなみに運転免許は13万円とあった。普通に日本人向けの自動車学校より安いように見える。スマホなども何故か通常より安い値段の広告が多い。どうなっているのだろう。
 明らかに、在日本の中国人民社会というのがあって、その世界の情報誌だ。そしてその地域的な中心地が東京は池袋というわけだ。うーん、こうして中華圏からの留学生たちは頑張っているんだ。