保険関係の仕事をしていた私は、色々な保険に加入しており、その恩恵にもあずかってはいるが、しかし中国の保険に入ることは無いだろう。と思っていたが入った。
これは、先日アモイに行った際、広州の飛行場で国内便の航空券を買ったら、自動付帯されていたようで、チケットと一緒にこれは保険だと言って渡された。中国平安という保険会社が発行している。これは外資も入った大手の保険会社で、本社はシンセンにある。
小さな字だが、保険料が２０元（約２６０円）で、保険金額が６０万元とある。死亡保険金であるから、飛行機が落ちて死んだら1元13円のレートで、７８０万円までは保険金が出る計算になる。中国的な物価水準から見ればいい方（多い方）ではないかと思う。しかし、この保険のお世話になることがなくてよかった。
そういえば、今年の夏に中国の友人から交通事故の際の保険の額について聞いたところ、死亡で３０万元ということだった。とするとこの飛行機に乗る際の６０万元というのは、高額な保障に類するだろう。
１０年ほど前には、自動車事故の死亡保険金は５万元くらいと聞いていた。それを思うと、やはり中国の物価水準はかなり上がってきているようだ。中国の人件費がもうすでに、高くなってきているので、安い労賃目当ての中国進出はなくなっているはずだ。
