天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

台湾旅行

 かねて約束をしていた台湾での格安ゴルフ旅行に行った。2泊三日で往復の飛行機とホテル代は4万円以下。これにゴルフ代とタクシー代なのでお安い旅をさせてもらった。
 ゴルフは、冬は冬眠だが台湾や沖縄のような暖かい所なら話は別。凍ったグリンではなく、春のように芝の上でプレーが楽しめた。寒くないので体も問題ない。趣味はゴルフから二胡に移りつつあるが、こういう旅はウェルカム。




 台湾の物価水準は日本より安いので、飛行機と宿のほかにかかる費用もお安くて済む。と思っていたが、一流のゴルフコースの会員権は日本と変わらないくらいで、そういうところの会員になる人たちがいる。すなわち、台湾も富裕層と庶民レベルの格差があるのだろうか。詳しくは調べていないが、そういうことは十分ありうる。
 元々台湾には高砂族とか、現地人がいたところに中国から漢民族が渡ってきて、それも内戦の結果1949年に蒋介石率いる国民党一派が新たに移り住んだ。いろいろな立場の人がいる。
 日本の統治が長かったので、高齢者には日本語を話す人が多い。最近は仕事のために日本語を学習する人も多いとか。実際、二日間車をチャーターしたが、1日は日本語を話す運転手でいろいろと話もできた。
 例えば、中国から日本に行く観光客が増えたといっても、日本に行く観光客は台湾が一番多く、昨年は300万人が日本を訪問したそうだ。別のニュースソースでも285万人という話があったので、この規模は事実だろう。中国からの過去最多の120万人の倍以上だ。
 親日派の多い台湾。日本人に対して親切な人が多い。着いた日の夜、タクシーを拾って夜市に行く途中、台北出身の二胡友達から聞いていたお菓子を買おうと運転手さんにお菓子の名前を言ってみた。知らなければ構わないと言ったが、彼は電話で調べてくれてそのお菓子屋さんに連れて行ってくれた。
 台湾には原発が3か所あるらしい。4か所目が建設中だが、なかなかできない。その理由は政治的なもので、国民党が政権を取ると工事が進み、民進党が政権を取ると工事が中断する。これも日本語をしゃべる運転手さんの話。彼は、狭い台湾は原発事故が起きると逃げ場がないから原発は要らないという。もっともな話だ。庶民レベルでこういう認識がされている。健全な考え。
 ゴルフのほかに観光は九份というところに行った。山の上で眺めがいいところに昔ながらの街が残っている。千と千尋の神隠しという映画のモデルになった場所で、日本人観光客もかなり来ていた。雨の多い場所らしく、チャーターした車は4人分の傘を用意していてくれた。
 習い覚えた中国語が通じて親日派の街。仕事で出かけた時とは全く違う面を見て、感じることができた。また別の場所に行ってみたい。癖になりそうだが、まだまだ。中国ウォッチャーとしては本土にももっと足を運ばなくっちゃ。