天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

琴ライブ

 今日は、琴のソロのライブに行った。今月になってライブに行くのは3回目。以前の自分にはこういう行動は想像できなかったが、ともかく行った。たまたま水曜の今日、二胡教室がお休みだったところに友人から誘われていたもの。
 神田方面の小さな豚シャブのお店で、琴のライブ演奏だというので一体どんな店なのだろうとの興味もありつつ、ともかく行った。

 そうしたところ、これが意外と良かった。意外とというのは、期待していなかったというわけではなく、どんな感じなのか想像ができなかったのだ。
 琴奏者の杉浦充さんは、豊橋から二台の琴を車に積んで来ているとのこと。声がかかれば全国どこにでも演奏に行くということで、お仲間もいるようだが今日はソロ。
 琴の演奏は今月18日に二胡の先生と一緒のステージで聞いたばかりだったが、今日の演奏は男性ということもあり力強い響きを感じた。丁度目の前で演奏していたその手を見ると結構ごつい。二胡の先生の指は素早く動くけどとても華奢なのに比べて、同じように音を奏でるで手も奏法が違うとかくも異なるものか。
 二台持ってきたのは、曲目により使い分けるのだが、13弦の琴が古来から伝わっている琴、オリジナル版でありもう一台は21弦あるとのことだが、こちらは西洋音階を奏でる為のものという説明も聞いた。勉強になるなあ。こちらを使うと何でも弾けてしまうわけだ。これが発展して25弦の琴もある。
 演目は、琴といえば正月らしく「さくら」。これもアレンジを入れてかなり現代風でよかった。杉浦さんのオリジナルで「誰が為に風は吹く」という曲もよかった。確かに琴の音色だが、音の表現力が昔ながらの琴のイメージを変えつつあるように思えた。
 これからは、生演奏のライブで人が集う時代になってきたと、銀座スウングで沈琳先生のライブに一緒に行った友人が話していたが、今日のお店などもまさにそういう感じだ。
 豚肉料理を出す店なので、Ton-Ton Live とシャレているが、料理のアクセントに時々こうしてミュージシャンを呼んで集うらしい。高級な劇場のお高いステージよりも、奏者とお客のトークも楽しみながら、こういうのが庶民的でいいかもしれない。