天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

都知事選挙候補者討論会

 今朝の東京新聞に、東京都知事選の候補者討論会が行われた記事があった。こうした公開討論会はかねて求められていたにもかかわらず、行われないことが問題だった。メディアがやらない。と思ったらやってる、と思ったらネット上の討論会だった。

 参加者は4人。

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 記事の左上に6枠の顔が見えているが、左上は司会役のジャーナリスト津田大介氏。その隣で手で✖している人は、手話通訳者だ。参加者の4人とは、届け出順で山本太郎さん、小池現知事、宇都宮健二氏、小野たいすけ氏。22人も候補者がいるが、その他の泡沫候補は限られた時間の中では出番なし。

 この討論会はYoutubeで行われた。進行役の津田氏が立ち上げているChoose Life Projectという番組で、ライブで行われた。限られた時間の中で用意された質問に〇✖で答える分かりやすい内容だった。その集約結果が、紙面上で表となっている。

 ここで気づくことは次の通り。

1)山本太郎氏と宇都宮健二氏の反応はすべて同じ。

  これだったら、どちらが当選してもいいじゃないか。となるとやはり票が割れてしまうことが心配。

2)紙上の画面は、コロナ対策がうまくいっているかという質問に答えているところ。小池氏以外は✖を出している。

  東京オリンピックの中止が決まるまで、コロナ感染者の隠蔽により対策が遅れてしまったという「実績」がある以上仕方がない。

3)山本氏と宇都宮氏の考えは明確であるのに対し、現職の小池氏は△の答えが多い。

公約を一つも実現していないという「実績」のある小池氏は、はっきりした態度表明ができないのだろう。△にしておけば、どちらに転んでもよいという保身。

4)△の無いもう一人の小野氏には驚いた。

 原発推進、カジノ誘致、水道民営化を推進するという。これはあかん。こういう方針で世の中が受け入れると思っていること自体、ずれている。

 

 ここまで見ただけで候補者の様子は明白。真面目に地味な活動をして来て、知事選挙は3度目のトライとなる宇都宮氏か、若くて元気のある市民層の支援者が多い山本太郎氏か。山本氏は国会で、ひとりで頑張っていた実績もある。今は目の前のコロナ禍に東京からきっちり対応しようということだ。

 YouTubeなので、昨日の今日、まだ見られると思ったら見れた。

www.youtube.com

画面をキャプチャしてみたら下の通り。

オンラインなのに、小池氏だけマスクしている。意味がない。世間に顔見せできないかのよう。

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 今日の東京新聞では、川崎市にヘイト禁止条例が7月1日に全面施行されることも載っていた。上記討論会でもこの関連のテーマが取り上げられており、東京都はまだ同様の法整備がされていない。一部の区が先行しているのが実態。同様の法整備をすることに〇しない候補者は、ヘイト容認、人種差別容認と受け止められる。

 特に小池氏は知事になってから関東大震災時の朝鮮人虐殺の慰霊祭にメッセージを来ることをやめ、従来追悼集会に使っていた公園の使用許可を出さなくなった。これってヘイト主義者ではないの。

 対韓国の場合、敗戦まで女性を従軍慰安婦としたり、男性は徴用工として強制連行した歴史がある。にもかかわらずこうした態度をとる人間が知事でいることは如何なものか。

 先の都知事選挙は、前職の舛添氏の政治資金不正利用による辞任による選挙だった。この時は自民党と袂を分かった形で「都民ファーストの会」などを立ち上げ、築地市場豊洲移転も見直すなどの新しい風を巻き起こしたかのように見えて当選した。

 政治的には、当時の民進党解体時に小池氏の希望の党への参入についての「排除」発言で、大ヒンシュクを買った。その後投げ出した希望の党のシンボルカラーが緑だったことから、今では「緑のタヌキ」が小池氏の呼び名となっている。

 こういう人を再選させるかな。メディアの責任も大きい。小池氏有利などと読売新聞が報道しているらしいが、メディアの世論調査内閣支持率調査)がデタラメだったことが問題になったばかり。

 こうなると、このYoutubeのように、当人を参加させての討論、あるいは十分な調査を踏まえての説明など心ある人たちのサイトを見て判断していくしかない。それにして緑のタヌキが再選となると、東京都民は何考えてるのか、何も考えてないってことになるでしょう。