東京都知事選挙に山本太郎さんが立候補した。国政を目指していたはずなのに何で？宇都宮さんが立候補するのに、票が割れてしまうではないか。
野党統一候補的なのは宇都宮氏。だが、国民民主党は別。保守の方も小池氏を自主判断でということにしてる。政党がどれもふらついているように見える。ぶれないのは共産党とれいわ新選組ということだろうか。
山本太郎氏を応援するぞ、と公言してきたからにはどうして今回の決断に至ったかを知る必要がある。というので、ネットを開いたら午前中に新宿駅前でゲリラ演説会をやっていたライブを見ることができた。
理由はコロナらしい。実際に街を歩いて、ホームレス（なりたての人も含めて）の人たちに話を聞いたらしい。
７０歳を過ぎて道路工事の警備などをやっていた人が、コロナで仕事がなくなってクビ。宿舎を出されてゆくところが無い。あと２週間で年金が入るからと言ってたそうだが、所持金なしで２週間どうやって生き延びるのか。というような人たちを救うには今動かなくちゃ、というので決心したらしい。野党からの統一候補のお誘いもあったそうだが、消費税５％を目指すなど、彼らと主張が一致しないため袂を分かつことになった。立候補３回目、前回は鳥越氏支援でやめた。彼は実際に弱者を救うことを仕事にしてきた弁護士。７４歳。元気だが小池氏に対抗するには弱いと思ったのかな。
山本氏の主張は、日本の人口の１割が暮らす東京で彼の施策を実施することから始めたいと。コロナ対策で１５兆円の施策を行う。何をして、どのようにお金を調達するのかも考えている。
例えば学費免除。バイトで学費を稼いでいた学生が職を失ってやめるケースが出ている。まずこれをなくす。自粛期間中でも公共サービスや介護・医療などで現場で仕事をしなくてはならない人に危険手当を支払う。などなど。危険手当は海外派兵される自衛隊員が１日２４０００円だそうだが、それと同額。ちょっと多いような気がしないでもない。がとにかくそういうこと。財源は主には地方債。
お手並み拝見して、その実績で総理になってもらうという筋書きならみな納得するだろう。が、問題は宇都宮さんと票を分けて当選するかどうかだ。
ちなみに、東京オリンピックは返上するというのが山本氏。宇都宮氏もそう。来年やるというのは小池さんだけ。あとの二人は２年延期とか４年延期とか、中途半端。２年たてば問題なくなる、コロナが終息するという保証がない中でどうして期限設定できるのか、という点で中途半端。
＜今日のひとこと＞
Search for the Grain of Truth in Other Opinion
他人の意見の中にも真実を見つけるようにせよ。これはなかなかいい。つい自分の考と違う意見は批判したり、無視したりしがち。そういう関係からは何も生まれないし、何も知ることができない。違う意見に何か評価すべき点があるかどうか、ちゃんと見ることで相手との関係が悪くならないだけでなく、何よりも自分自身がどちらにしても納得できる。
ということで、山本氏の考えが分かったので、今後もしっかり応援しようと思う。
ところで、夕刊によりますと今日の午後、河合夫妻が逮捕。河合克行逮捕となると、法務大臣に任命したアベの責任が重大。この際ごっそり逮捕して調べ上げた方がよい。検察そこまで頑張れるかな。また腰砕けにならないか。三権分立の国だということを司法官の矜持をもって示してほしい。
