天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

終わってみれば&「中国史の風景」

 東京都知事選挙は、現職有利のセオリー通り小池氏の圧勝に終わった。想定の範囲とはいえ、投票率の低さにガッカリ。Nothing to say.

 まともな対抗馬、宇都宮氏と山本太郎氏の票を合計しても小池氏に及ばなかった。あの選挙戦は何だったのか。

 山本太郎氏は自分の力不足だと反省のメッセージを発したが、活動が不足していたとは思えない。支援者もできることを一生懸命やった。その結果がこれ。原因は都民にある。

 いろいろな事情で、投票できない人はいるだろうが、当日の都合が悪い人には期日前投票という制度がある。自分も二日前に投票を済ませた。(日曜日は孫たちが来ていて忙しいだろうと思ったが、それは外れた。が片方だけ夕飯食べに来た。)

 要するに政治に無関心というのが最たる問題。

 投票するにしても、毎日テレビでコロナ対策しているように見える現職で十分。という感覚で小池氏に投票する。

 宇都宮氏と山本太郎氏の主張はほぼ同じ。ひとことで言えば、弱者救済、原発反対、カジノも要らない。オリンピック開催は懐疑的。

 私は弱者ではない、と思っている人が彼らの訴えに耳を貸さないのだろうか。

 

 この傾向は都民だけではない。全国の日本人の意識の低さが問題。これは教育の問題だろうか。とすると政府の思い通りの成果が上がっているのかもしれない。

 知性が足りない。不快なので話題を変えて。

 

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 この本は、写真集。そこにしっかりした解説文がある。中国が改革開放に転じた直後に、著者が何度も中国に足を運んで撮りためた写真の中から選ばれたもの。

 孔子から、西太后まで中国史に登場する人物のゆかりの地を訪ねてフィルムに収めたもの。そいういう場所は、例えば黄山など、今やすっかり観光地化したり、開発ですっかり風景が変わったりしているのではなかろうか。頤和園などの昔から有名で保存されている場所はそのままだろうが。今や貴重な写真家と思われる。

 これをもとめたのは、横浜勤務時代に地下街で時々古本市があった場所だったと思う。しばらく温存する本になりそう。