天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

36 「長生き呼吸」

 この本は、新聞の書籍の欄に宣伝で並んでいた。呼吸法の教室に通っている身としては、関連の情報が気になるので読んでみた。104歳で現役医師の日野原さんが推奨ということが読む動機として大きかったと思う。

 この中で解説している呼吸法やお勧めのポイントは教室で教わるのと同じだ。吐くことを中心にした腹式呼吸。教室の曽紅先生は、ミトコンドリアを活性化することで万病に効果があるというのに対して、こちらは自律神経を整えることで体にいいという。長い息で腹式呼吸をすると、セロトニンというのが分泌されて、これが高血圧にも、認知症にもなんでもいいらしい。
 説明の仕方が医者らしくわかりやすい。ミトコンドリアは小さすぎて、そこから何がどうしてどうなるから癌が治るとか、高血圧にもいいとか結びつきのところが分かりにくい。ただ効果があることは確か。効果として言っていることはどちらも同じなので、間違いはないのだろう。
 実際、喘息だと言われて薬を飲んでいた自分が今は薬なし。
 高齢者になると、呼吸による効果的な酸素の取り入れと、食べ過ぎに注意ということが大切だと思う。若いころと同じ感覚で食べていると肥満や高脂血症、高血圧などになる。消化しきれないで体内に蓄積されるものが諸悪の根源となる。
 少なく食べて、適度な運動、そして呼吸法。
 持論だが、年齢とともに仙人をめざすのがいい。それもできるだけ無理なく筋力を鍛えて、少なく食べて、霞を食べるすなわち呼吸法でゆっくり沢山酸素を吸収して・・・。これで音楽でもやれば感性も豊かになっていいことづくめ。
 今日は中国は国慶節。建国記念日だ。中国建国以来67年になる。ワシより2歳年上だったか。日本は、敗戦後、経済成長という点では目覚ましいものがあった。勤勉ということもあるが、皆が同じ方向を向いて、向かされて頑張ってきた。
 しかし、時代の変化という意味では中国の方が激動の時代を経てきている。そして今、庶民同士では日本人の若者に近い感覚の若者が増えてきている。これからは国境を気にしないで共に生きる世界になるのが進むべき道だろう。と思うにつけ、政治の情けない状況にあきれる。特に日本の政治家どうにかならないのかしら。