天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

15 免疫力を高める生活 西原克成

 この本を書いた人はノーベル賞をもらってもいいんじゃないの、と思うほど共感した。この本を手にしたきっかけは、犬も歩けば棒の類で、空いた時間の暇つぶしに入ったブックオフの書棚にあった。

 手にした訳は「健康の鍵はミトコンドリアが握っている」とあり、ミトコンドリアの重要性を免疫力に結び付けて何か書いてありそうに見えたからだ。ミトコンドリアのことは、月二回を復活した曽紅先生のミトコンドリア呼吸法講座でいろいろ聞いているので、他にも同じことを主張している人がいるのかと、曽紅先生の話とは違う切り口の説明を読んでみたい気がした。
 こちらは日本人のお医者さんなので、ミトコンドリアの機能の説明だけでなく、実際の症例なども示して、免疫力をつけるにはどうしたらいいのか、具体的に書かれている。しかも現代医学が見過ごしている点を指摘している。欧州の学会では注目されたが、日本では無視されているらしい。
 免疫力をつける、すなわちミトコンドリアを活性化させるために必要なことの第一番が呼吸。効果的な呼吸で酸素を効率よく取り入れることが呼吸法だが、その際この本で重要性を強調されているのが鼻呼吸。口で呼吸することは本来の機能ではなく、ばい菌を体内に取り入れてしまうという、害になる点を指摘している。
 鼻呼吸は花粉症や蓄膿症で鼻づまりの自分には簡単なことではない。世の中には、寝ている間に口で呼吸しないように口をとじるテープまで売っている。口呼吸がダメと言われても、この季節は口で呼吸しないと窒息してしまうぜよ。鼻が詰まっている人は水で鼻のうがいをするようにとのことだが、そう一朝一夕には治らない。約1年前は耳鼻科に通って蓄膿症の薬を飲んでいたが、この本を読むと、できるだけ薬に頼らないで自力で対応したい気持ちになる。自然の摂理に従っていれば健康になるのだと。
 もう一つ大切なことが「骨休め」。これは文字通り骨を休めるのだが、背骨の骨髄で血液が作られるがの背骨を休めてやらないといけない。それには体を横にして、仰向けに寝て背骨を立てている重力から開放させることが休めることになるとか。仰向けに寝て鼻呼吸で睡眠をとる。
 それで今朝は寝ていていいんだと、寝すぎてしまった感がある。寝すぎるとどうも腰にはよくない。人間の身体って結構むつかしい。むつかしいけど体にいいことはマメに実行していく価値はありそう。