天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

いい本頂きました

 私が喘息を克服した気功の先生が、二冊目の著作を出された。気功と書いたが、本の表には気功とはどこにも書いてない。「吐納法」という言葉が使ってあるが、これは気功の呼吸法のこと。

 呼吸法ひとつで、太り過ぎの人は痩せることができ、痩せすぎの人には体重を増やすための呼吸法もあるとか。
 私は、この著者である曽紅先生の呼吸法講座に通うようになって1年半。月に2回ほどの教室に通うだけでいつの間にか喘息が治まっている。
 先日東京都から、来年の3月末で喘息治療の補助制度がなくなるとの通知が来ていた。東京都は、医者が喘息と認定した患者の治療費は、本人負担が無いようになる補助制度があったのだ。1年ほどはこれを活用させてもらったが、曽紅先生の呼吸法講座に通うようになってからは、薬を飲まなくなったのでこの補助とは縁が切れていた。
 中国4000年の民間療法は素晴らしい。前にも書いたが、仙人が霞を食べて長寿でいるというのはこの呼吸法のことだったのだ。たかが、息をするだけのことと思うのだが、息をするのは体内に酸素を取り入れるためで、これが免疫力を高める効果がある。とすれば、効率よく酸素を取り込む為の方法があると思えば、呼吸法の意義が納得できる。
 難しいのは、何も意識しないでも人間は呼吸しているので、敢えて特別な事をしなくても呼吸していればいいだろうと、長年の体の習慣で、呼吸に意識を集中することをつい忘れてしまう。
 本の紹介だった。曽紅先生の理論は、免疫力はミトコンドリアが活性化することであり、ミトコンドリアの活性化のために酸素を効率よく取り入れるといいのだ、ということだ。そういうことを分かりやすい言葉で記したのがこの本だが、第5章にはこの呼吸法に出会うまで、ということで文化大革命の経験もさらりと書かれている。サラリと書いてしまうところがスゴイ。達観していないとこういうふうには書けないだろう。
 いづれにしても、その効果を体で感じる自分としては、健康に不安のある人には気功をお勧めしたい。気功にも色々あるようなので、少しづつ勉強する所存ではあるが、この本は分かりやすそうでいい。