旅の思い出
今回の旅の目的の一つに杭州を一目見る、ということがあった。杭州は西湖で有名な昔からの観光地だ。上海から南に下った場所。今は、上海から新幹線で1時間走ると杭州に着く。
杭州の鉄道の駅は、昔ながらの杭州駅と新幹線用に作られた杭州東駅とがある。新幹線は路線により、この二つの駅を使い分けている。
上海から杭州に着いたときは杭州駅で、杭州から南昌に向かうときは杭州東駅だった。離れてはいるが、この二つの駅は地下鉄で結ばれており便利だ。Cの字形に走る地下鉄路線の、Cの真ん中あたりが西湖のほとりに近い駅だ。
何はともあれ、風光明媚と言われる西湖の写真をアップしよう。
上から解説すると、湖畔には蓮が群生している。蓮の実も体にいい。
次は、湖畔をぐるりと回る散歩道が、綺麗な樹木に囲まれてここを歩くだけでなかなか気分がなごむ思いがする。
そしてその道沿いに茶館がいくつもある。こんなところで中国茶を味わう贅沢はたまらない。思わず座ってお茶を所望したら、少し驚くほど高かったが、雰囲気代も入っていると思えば、まっいいかという気になる。
こういう場所では、私の好きな二胡を奏でる人がやはりいた。湖畔の公園で、楽しみで弾いている人も入れば、地下通路で、前に銭入れの缶を置いて弾いている人もいた。1元を缶に入れると、「謝謝(シエシエ)」とお礼を言われた。
杭州の特徴は、この西湖だけかというとそうではなく、絹織物でも有名なところだ。附近に絹製品を売る店が集まっている場所もあった。値段はまちまちだが、偶然問屋のような、アウトレットのような店を見つけてお安くお土産用のスカーフを何枚か買うことが出来た。
杭州料理というのも、美味しいと評判。四川料理や湖南料理のように辛くないので、辛い味が苦手な日本人にはちょうどいい味ではないだろうか。この西湖で取れる魚や、竹の子料理が特徴的だ。
今日は簡単ですが杭州レポートでした。