天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

香港‐広州ルート

 掲題の記事を、日中友好協会八王子支部のニュースに書くことになっている。3通りのルートを紹介するつもりだ。
 一つ目は、オーソドックスな特急列車。これは香港は九龍にあるホンハム駅から広州東駅までの快速列車に乗るコース。私が初めて中国の地を踏んだ時がこれだった。一人で旅するようになっても何度か利用している。このコースの難点は、ホンハム駅が不便な場所にあるということか。それでも今では地下鉄で乗り継いで行けるようになっているが、乗り継ぎも容易でない。ここに行くルートだけで、物語が書けそうなくらい色々ある。
 二つ目は、フェリールートだ。これを7月に試したが、えらい目に会った。香港国際空港から、香港への入国手続き前にフェリーに乗り、日本で飛行機に預けた荷物も札を渡すだけでフェリーに積み込んでくれるという便利なルート、のように見えた。
 ところがどっこい、難点が三つくらいある。この難点を挙げるだけで物語になる。まず、値段が高い。深センまで、海を渡るだけでホンハム駅から広州東駅までの運賃より高い。220HKドルかかったが、列車の方は確か190HKドルで広州まで着いてしまう。そして、深センから広州までのルートを開拓しなくてはならない。前述の快速列車に乗ろうとしたが、7月に行ったときは新幹線和諧号に乗った。これは80元で1時間くらいで着くので便利だが、その新幹線の駅に行くのが大変だった。これが失敗というかえらい目にあった。
 調べた通り地下鉄に乗ればいいものを、つい英語で話しかけられた白タクに引っ掛かり、大金をふっかけられるところ、電話で中国人の友人の協力もあって助かった。無駄にしたのはお金ではなく、時間だったが、時は金なりとも言うな。しかしあの体験は金では買えないスリルがあって面白かった。
 さて三番目で、最も安くて便利でもあるのが、バスの旅だった。これは、前回広州から香港に戻るときに乗ったのだが、広州の街中から香港島の真ん中まで80元だった。途中の国境越えは出国時と入国時の2回、バスを降りてパスポートチェックを受けなくてはならないが、それも初めてのときは興味深々で楽しかった。これは便利。
 ただ、日本から行ったときには、空港からのバスがあるかどうか、今度探してみよう。安い旅行は中国ではバスだ。事故のリスクは新幹線でもあるのだから同じことと思わなくては。