香港の休日(1)‐新ルート考‐
7月2日から昨日まで香港、およびシンセン経由広州に行ってきた。主には香港に滞在。滞在ホテルは香港島の北角という地域にあるIBIS North Pointという、香港島にしては安めのホテルをネット予約しておいた。行って見てその周りもなかなかいい場所であることが分かった。香港と言えばこんな景色だ。香港でゆっくりする時間は久しぶりだった。というか、ゆっくりしに行ったのは初めてのような気がする。以前は、仕事で出かけたときに現地の人と一緒に食事をしたり、時間が出来てビクトリアピークにちょっと登ったりした程度だった。そのあとは、中国へのルートとして通過していただけだった。ゆっくり見てみるとなかなかいい。
今回は、行く前に新ルート開拓として、行きはまず香港国際空港からフェリーに乗って中国はシンセンに入り、そこから和諧号という新幹線で広州まで行ってみるということを計画した。計画はその通りに運び、新幹線で広州東駅まで着くには着いたが、途中に失敗があった。詳しくは別に書くことにするが、失敗が手伝ってかさほどいいとは思えなかった。
フェリーでシンセンやマカオなどに行くには、香港での入国手続きなしに乗り込み、行く先の地域で入国手続きをするだけでいい。それが便利と聞いていて、それを実体験してみたかったのだ。その通りに行ったが、予想に反したのは便数が少ないことと料金が高いことだった。フェリーは、空港でチェックインして隣接した船着き場まで、シャトルに乗ってゆく。乗船までに1時間以上かかった。船上には30分ほどいるだけで、蛇口というシンセンの港に着く。そこから地下鉄を乗り継いで新幹線の駅までゆく。新幹線の料金は80元と安い。
結論的には、いったん香港に入国して、鉄道だけで行っても時間的には大差ないことが分かった。それよりも今回新発見はバスルートだった。広州から香港に翌日戻る時、広州の街の真ん中にある中国大酒店という高級ホテルの裏から、香港行きのバスがある。バスは、香港島のワンチャイという繁華街まで行く。これで80元。何よりも安く、電車を待ちながら乗り継ぎするののと大差無い。あるいは早いくらいかもしれない。ただ、乗ったまま国境は越えられないので、出国時と入国時の2回バスを降りて歩いて通過しなくてはならない。それとて大して苦にならない。次に香港から広州に入る時はこの逆ルートがいいかもしれない。