天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

 武漢まで(1)

 4日の夜、中国旅行から戻った。昨年の11月にアモイに行って以来久々の中国旅行だった。色々な出来ごとがあったが、やはり良かった。何が良かったのか。生きることに一生懸命の人達の様子を目の当たりにして、元気をもらった。また逆に日本のぬるさを感じてしまう。今日は前から約束していたゴルフコンペに参加したが、日本の生活がこんなに平和過ぎていてよいのだろうか、とつい思ってしまう。平和であることはいいが、平和ボケしていてはやはりまずいな。こんな呑気にしていられない人達がいることを忘てはいけない。そういう実感をもてた。
 さて何から書こうか。今回はテーマ別に書いておこう。
1:乗り物 2:宿 3:街歩き 4:食べ物 てところか。

<乗り物>
 中国までのフライトは香港を選んだ。上海から新幹線で武漢までは、昨年実施済みだったし、深圳出身の中国語の先生が、香港空港から深圳の入境口までバスで行く話を聞いていたので試してみたかった。加えて、深圳から武漢まで通じた新幹線で一気に目的地に行けるかどうかこの目で確認すべく計画を立てた。
(1)往路 
 ・フライトは成田からのANA909便 香港に 9月29日 午後1:45着
 ・空港の外のバス停に行くのは、以前ホンハムまで乗ったので問題ないと思っていたが、すぐに外のバス停に出る前に深圳までのバスはどこかと案内に尋ねた。すると教えてくれた方には行き先別の乗り合いミニバンの受付カウンターが並んでいた。その前で客引きのようなおばちゃんが「深圳のどこに行きたいのか」聞いてくる。「新幹線(高鉄 ガオティエ)の深圳北駅だ」というと「それならこっち」と一番端のカウンターに連れられて行き、行き先を書いたシールを胸に張られた。
 前回、白タクで危ない経験をしたので、予期しないルートは好ましくないと思ったが、他にも地元中国人の客が数人いるので、身を任せる気になった。220香港ドル。バスで入境口まで行くのに150香港ドルという情報があったので、本当にその先の新幹線の駅まで乗せてってくれるなら悪くない。カウンターで切符を買う。
 乗った車は7人乗りのミニバン。空港を出て中国への入境口へ向かう。いくつかある入境ポイントのどこだったのか良く分からないが、車から降りないで出国、入国が出来た。車ごとチェックする場所があるとは知らなかった。通過するときも車から降りないで、パスポートを運転手がまとめて係官に渡す。係官はパスポートの写真を見ながら名前を呼ぶ。呼ばれたら、返事をしてそちらに顔を向ければそれでおしまい。中国人も、香港人も、外国人も皆同じ扱い。外国ではなくなったせいか、かなりゆるい。
 それでも、香港の車では中国の入口までしか行けない。深圳に入ったところで、行き先別に車を乗り換える。どこをどう走ったか分からないまま、しばらくして停車したのでふと見ると深圳北駅に到着。
ここまでは順調。さて、午後4時の武漢行きの切符を買おうとしたら、売り切れ。最終の6時は?これも売り切れ。国慶節を目前にして、田舎へ帰る人が多いのだ。こういう場合はそこで泊まるしかないが、どうせなら勝手知ったる広州まで行こうと、なんとか6時半の広州行きの新幹線に乗車。
 到着した広州南駅で、早速翌日の武漢行き切符を求めると、すべて完売とのこと。万事休す。ふと中国語教室のテキストで学習した「退票」という言葉を思い出した。要するにキャンセルした切符のこと。それを尋ねると、午後1時12分の1等車が1枚あった。それを買うしかない。それでも買うことが出来てラッキー。
 ホッとして次はその日の宿探し。地下鉄で、海珠広場までゆき以前使った広州賓館に落ち着いた。
・9月30日 広州南駅から武漢まで約5時間の旅。長旅なので、駅でチャーハンの食事。車内では、1等車ということで、お茶とスナックのサービスがあった。

 ・武漢では、市内の移動はタクシーが安いが道は混んでおり、空車もなかなかつかまらない。が、地下鉄の1号線と1号線が開通して、長江をはさんだ武昌と漢口の行き来も楽になった。10月1日は、長江大橋をタクシーで渡っている途中、橋の真ん中で追突されるという事故にあった。幸い当方に怪我はなく無事ではあったが、タクシーに乗ったままレッカー車に引かれて長江を渡るという面白い経験をした。
(2)復路
 ・帰りの新幹線の切符は、武漢に到着した30日に買っておいたが、2等車から売れてゆくので、3日前でやっと朝9時の深圳北駅行きの1等が買えた。
 ・帰りの1等車は最後尾の車両で5席しかない。こちらが横3席に正面が2席のみ。この2席は超高級席で普通の1等席の倍の値段で、お弁当付きだった。そういう情報は、5時間も顔を合わせて座っているので、色々おしゃべりをする。特に中国人は居合わせた人達と何でも話をする。こちらも日本人であることはバレバレなので、中国語で通じないときは筆談も交えて交流をした。
 ・3日の午後2時半に深圳北駅に到着。そこからは地下鉄で福田口という境界窓口まで行き、徒歩で香港に入る。そこからはメトロを乗り継いで油麻地(ユーマーディ)まで。ここは九龍地区の繁華街。出発前にネットで予約しておいたホテルを探し当ててチェックイン。
 ・帰りのフライトは4日午後3時だが、やはり新幹線ではその日の朝に武漢を出るのでは間に合わない心配もあったので、1日前に香港に入った。そこで街歩きをするのも目的だった。
 ・4日は地下鉄とエアポートエキスプレスを乗り継いで、空港まで。今回、香港のメトロも制覇したので、また気軽に行きたくなる。ただ、香港は土地柄ホテル代が高い。
最後の写真は、深圳北駅で地下鉄のホームに上がるところ。
 まずは、往復の乗り物レポートでした。