天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

無事帰国

 無事に帰国することができた。ほぼ予定通りの行動ができたと満足。しかし、結構思いがけないことがいくつかあったし、予定通りに事が運ぶには、幾人かの人の助けが必要だった。
 第一の関門は、上海で予約なしに着いた当日に武漢までの新幹線に乗れるかということだった。それには、初めて降り立つ上海虹橋空港から鉄道の虹橋駅まで行くこと。ネットでは地下鉄が繋がっていることを確認しておいた。問題は乗り場所がすぐ見つかるかどうか。すばやく行動しないとその日の列車に乗り遅れるかも。なので、飛行機を降りて荷物をピックアップして出る前に、暇そうにだべっている空港の職員に尋ねると地下鉄10号線でニ駅だと教えてくれた。
 出口から出ると案内のカウンターのおばちゃんが二人で、「タクシー乗り場はこちら」と色々な言葉で叫んでいる。そこで地下鉄の乗り場を聞くと「地下鉄はない、駅までタクシーで200円」と日本語で言った。ウソばっかり。ババーの示す方向と逆に歩いてゆくと、地下鉄の方向を示す矢印があった。少し歩くが、ちゃんとルートが分かりやすくなっていた。この入口を見つけた時はホットした。過去の経験から、タクシーでぼられるのはもうゴメンという気持ちが強いので、極力安価な公共交通機関で行く。
 中国の地下鉄の乗り降りはもう大丈夫。駅に着いてから、新幹線の切符売り場に行くまでが一苦労だった。大きな駅の切符売り場はどこも沢山の人が行列を作っている。横に数台の自動販売機もある。リテラシーのある人はこちらを利用する。自分も販売機に挑戦したが、行き先の武漢が出てこない。近距離用だったみたいだが、横から手伝ってくれそうに話しかけてきたおっさんに割り込まれた。
 ムカついて行列の方に行ったが、電子ボードを見ていてもそれらしい列車が出ていない。買える窓口かどうかわからないのに並ぶと言うのも脳が無い。窓口の横から「今日武漢まで行きたい!」と叫ぶと、売り場のなかのおっさんが「二階へ行け」とこたえてくれた。言われるままに二階を目指すと、二階が新幹線の乗り場だと表示があった。上がってみると、入口で荷物検査の行列ができている。切符も無いのに中へ入っていいものかどうか、中で切符が買えるのか、検査のお姉さんに外から「切符が無いけど」と言うと、「まず入ってらっしゃい。切符売は中で買える」と教えてくれた。ここでやっと気分が明るくなった。
 中のフロアは広く、待合室というより車なども展示してある広大なホールだった。その一角に切符売り場もあった!
 しかし、時間的に最適の午後二時発の切符は売りきれていて、次は四時。仕方が無い。それを買わずに約1時間かけてもう一つの浦東空港まで行っても国内便に乗れる保証はない。265元の二等席を買って、ひたすら待つことにした。トランクの上に足を載せて楽な姿勢でひたすら待つ。そして漢口の駅に着いたときはもう夜の10時だった。