呼吸法
呼吸法講座の先生の本を手に入れた。曽紅先生といって、中国は広州出身らしい。孔子学院の授業案内のパンフレットの中で、呼吸法というのが目にとまったのがきっかけだった。半年ほど前のこと。
医者に喘息だと言われ、1年ほど薬を飲み続けたがさして改善しない。息をするとぜいぜい言ったり、咳がとまらないで仕方が無いことが発作のようにあったりで、薬を飲み、のど飴をなめ続ける生活が約1年。そこで「呼吸法」という言葉が引っ掛かった。喘息の改善に役立つかもしれないという思いで様子見参加をしたのだった。
講座は、先生のブレンドしたハーブティーを飲みながら、先生の健康に関する体験談とミトコンドリアが人体細胞を活性化するのに重要な役割を果たしていることを、色々な学説の事例などで話をしてくれる。先生の呼吸法でほとんど医者に見捨てられたような末期癌の患者が回復して元気になったという事例もある。
ハーブティーは、先生ご自慢のお庭で育てているバラの花や、ローズヒップ、カルダモンなどが紅茶や中国茶にブレンドされている。それぞれの効用も説明してくれる。そのあと1時間弱くらいで、体を動かしながらリラクゼーションの音に合わせたり、中国語で指示を出すCDに合わせて呼吸法を習う。これが気功と言われるものだった。
始めて半年。それほど毎日一生懸命やっているわけではないが、おへその下を思い切りへこませるだけの腹式呼吸が基本と見て、思いだしたときにこれを実践している。体を軽くひねることもコツらしい。
先生は、体の為にはお肉を食べることを推奨されている。脂身はダメ。なのでお肉でも霜降りの神戸牛などはいけない。お魚のトロよりも赤身のマグロ。
昨日また病院で血液検査をしたところ、最近食事に気をつけていなかったせいかコレステロール値が悪化していた。曽紅先生は、コレステロールは体内で作られるのが大半で、食べ物はさほど気にしないで1日1個くらいの卵は大丈夫と言われている。揚げものだけはひかえた方がよさそう。
しかし、何だカンダ言って、最近咳が出なくなってきた。まだ洟や痰は出るのだがティッシュペーパーの使用量が少しずつ減ってきている。薬を飲まなくなって約半年。これって気功の効果としか思えない。確かに空気を吸っているだけなので、急にどうこうということは無いが、時間をかけて徐々に体が改善しているみたい。
先生の本をじっくり読みながら、気長に呼吸法を続けるつもり。加えて、癌などと闘病中の人にお勧めしたい。確かにそうだ、効くのだということを実感したらもっと説得力のあることが色々書けると思う。お金も要らない健康法。このことの普及に尽力されている先生のお手伝いでもできないものか、と思ったりする。
今日は朝から一日雨で、予定していた団地の一斉除草も流れた。