天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

日中平和友好条約締結35周年記念公演

 今日は、孔子学院から案内のあった中国音楽演奏会に出かけた。お題目は掲題のように長いもので、かつ工学院大学孔子学院が始まって5周年の記念でもあるそうだ。春頃に同じ名目の演奏会があった。あれは昼まで、私が二胡を習い始めて間もない頃だった。たった半年前のことだが。
 今回は夜の時間帯の開催で、出し物もバラエティーに富んでいた。二胡、琴、ピアノ、7元ギター、そしてソプラノ歌手。
 第二部では変面に京劇の紹介まであった。変面を見るのは4回目だが、何度見ても面白い。そのあとに京劇俳優の張さんが出てきたが、「あんなに受ける演義のあとでやるのは大変だ」と上手な日本語で冗談を言いながら、京劇の衣装や道具の説明をしてくれた。そのあとで、変面の劉さんと京劇の立ち回りの場面を披露してくれた。
 二胡は桐子という若い演奏家で、今は早稲田の教育学部の留学生でもあるらしい。色々な賞を取っているだけあって上手だったが、私の感じでは我々の先生の沈琳さんの方がプロの腕を持っているように思えた。ひいき目に見ているのかもしれないが実際そんな感じがした。
 今回は観客動員が孔子学院だけでなく、NPOの東京都日中友好協会もチケットを売っている関係で工学院大学のちょっとしたホールがほぼ満席だった。来賓として中国大使館から2名のほか、東北大地震の被災者やその支援者の方々という人達がいた。あと、色々な中国の演奏家の関係者かおっかけファンか知らないが、中国語で語る人達が前列の方にかなりいた。
 そういえば、前会は雑誌「中国日報」の人達が協賛でいたが、今回は雑誌が無料配布されるにとどまっていた。
 日中関係が厳しく冷え込んでいるときにも、このような催し物をめげずにやるのはいいことだと思う。孔子学院のやることだから、中国側の関係改善の意図も感じられるではないか。