天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

二胡の発表会

 いい一年になった。
 今日は、今年最後の二胡の教室だった。「最後の日は、発表会にしましょう」という先生の言葉通り、「発表会」となった。いったいどんな発表会になるのか、と思っていたが、ほぼ先生の意図通りの仕上がりになった。
 即ち、通常のレッスンの時間の最後の30分を発表会として、誰が聞きに来るのかと思ったら、先生のリクエストに従い孔子学院の院長先生以下事務の人達含めて8名。こちらは生徒9名のところ急きょ二人休んで7名と先生。まずは人数はいいところか。それにしても、夜の時間によく我々につき合ってくれたものだとも思う。
 生徒はふた組に分かれて、二部合奏も行う。自分は二部の方の担当だった。メインのメロディーと異なる演奏なので、主旋律に惑わされないように自分のリズムと音をキープしなくてはならない。このパートの担当が二人休んだので、必死で音を外さないように頑張った。結果はOKだった。
 一体二胡でどんな曲を弾くのかというと、こんなもの。
1)キラキラ星:童謡だけどフランス民謡
2)エーデルワイス
3)スワニー河
4)埴生の宿:中国名は「可愛的家」
5)楊柳青:揚州の民謡
6)太湖船:無錫の湖に船が浮かぶ様子を唄った民謡
7)鳳陽花鼓:安徽省の民謡
8)瑪衣垃:マイラ、カザフ族の民謡で女性の名前
9)浜千鳥
10)ふるさと
すなわち、これらの曲を練習曲としてやってきた。この他にも数曲。問題は人前で演奏してどう受け止められるかということ。
 この教室は、3年続いているらしい。古株のおばさん達が、孔子学院に二胡教室を提案リクエストしたことから始まった。私はまだ参加半年の新参者。その後に3名入っているが、その3名ともマイ二胡を持っている経験者。ド素人の割には自分は善戦しているはずだ。
 今日の演奏は、皆本番に強いのかいつもの練習の様子に比べていい出来だった。観客の孔子学院長である西園寺先生をして、「今度の春節の餃子の会のときにアトラクションで出て欲しい」と言わしめる程度ではあった。いつも世話をしてくれている事務の人達も、「ここのところレベルが急に上がった」という感想を持ってくれた。自分はレベルアップに貢献しているつもり。
 ともあれ、先生の思惑通りの発表会となってとてもよかった。閉めの出し物は先生のソロ。これはもうプロなので皆うっとり。三拍子の「おぼろ月夜」を二胡曲的に四拍子にアレンジして、一部編曲し、中に蘇州夜曲をおり込んで素晴らしかった。
 迷い込んだ二胡教室ではあるが、おかげでいい一年になった。勿論来年も引き続きよろしくお願いします。