中国式ミトコンドリア腹式細胞呼吸法
中国4000年の呼吸法で健康回復!
孔子学院のパンフで気になった講座に参加してみた。ミトコンドリア細胞を活性化して元気になる呼吸法を教えてくれる講座。何だそれ?「ハーブティーを飲みながら・・・」ということだが、何をするのかよく分からないまま喘息持ちの自分には、正しい呼吸法を見につけることで何か改善することがあるかもしれない、と思った次第。
喘息と診断され、薬を飲み始めて1年。薬が効いているうちは席が止まっているようだが、鼻声で啖が詰まると咳が出やすいのは変わらない。お酒を飲むとてきめんに症状が出るので、お酒も飲めなくなった。特にビールはダメ。一昨日もせっかくブータン料理に行ったのに、最初に一口ビールを口にしただけで、2時間ぐらいゲホゲホしていた。そんな状態なので、藁をもつかむ気持ちで出かけたのがこの講座。
全5回のうち既に2回目だったが、電話で「どうぞ、残りの参加回数分だけの料金で結構」とのことだったので、午後会社をお休みにして出かけた。早めに着いて、先生に紹介されると、先生は早速「どこか悪いところがあってきましたか?」と聞いてきてくれた。先生は中年中国人女性の曽紅先生という人。この講座は半年前から始まっており、最初から続けている人達もいる。
1時間30分の講義時間のうち、30分がリラックスタイムとでも言うのか、先生がニコニコしながら中国茶を淹れて飲ませてくれた。そのお茶の葉は、雲南省がら届いたばかりの緑茶と先生のご自宅で育てた薔薇の花茶のブレンド。とてもいい香りだった。中国茶は、自分で現地調達したものをしょっちゅう飲んではいるが、このお茶は格別美味しかった。
いわゆる新茶で、丁寧に作られているのでそのまま食べられる。これは、その昔曽先生が雲南省でハニ族の文化を研究していたときに知り合った友人から毎年送られてくるとのことだったが、いわゆるモトカレだ。その彼が日本に来たときのエピソードなどを面白おかしく話してくれた。
さてレッスンの本番は、机を片付けて10人くらいの参加者が輪になって先生の指示通り体を動かしながらゆっくり歩く。その時、当然だが呼吸法を身につけてゆく。それがどんなものかは、先生の企業秘密なので詳しくは書けない。というわけではないが、体の動きを文章だけで正確に書き表すことは難しい。その表記にトライしてみるのも面白いがそれはまた今度。ポイントは、吸うことではなくて、吐くことが大切。下腹をへこませて吐き続け、スッとリラックスすると空気が自然に入ってくる。これを太極拳のような動きに合わせて繰り返してゆくと、うっすら汗をかくほどにリラックスしているのに体温があがってくる。
それがミトコンドリアとどういう関係にあるんだ?ということは板書が少しあったが、まだ一度の参加では十分には分からない。講座になっている所以である。とにかくこの90分の間は咳も出ず、スッキリした気持ちでリラックスしていられた。これを時々セラピーのように繰り返すことがどうもいいらしい。しばらく続けることにした。