知人から教えてもらってから、一度行ってみたかったブータン料理屋に行った。代々木上原にあるガテモタブンというお店。住宅街にあって分かりにくいとは聞いていたが、まさにそうだった。加えて小さな店で、うっかりすると通り過ぎてしまう。
軒先に下がっているアジア風の派手な色彩の吹き流し（？）と唐辛子が干してあるのを見てここがそうだなと、気付いた次第。この唐辛子たちは看板代わりだった。
店の中は、狭いながらもブータンの雰囲気を出している飾り物があった。写真を撮り忘れたが、ヤクの足で出来た水筒というのがあった。蹄のついた足そのものだった。
食べ物はまず餃子から。店の人は、餃子とチーズ入り餃子と呼んでいたが、片方の形は小龍包だった。餃子は包み方が周りにギザギザがつけてあって、ウイグル料理で食べた餃子に似ている。多少形が違っても餃子的なものはどこにもあるという話をしていた。ヨーロッパに行くとラビオリで、中南米ではブリトー？
ポテトサラダのように見えるサラダも、生のカブがコリコリして味付けはしっかり香辛料が効いている。
鳥肉を炒めた料理も辛い味付けに香菜が乗って東南アジア風味。
ミックスナッツも、ここではから付きアーモンドにかぼちゃのタネ。赤く見えるのはクコの実の干したもの。白いものはココナッツのスライスしたものがやはり乾燥してあった。
このステーキに見えるものは、パンケーキ。ブータン産の蕎麦粉100％のパンケーキ。日本そばなら10割そばと言ったところか。バターとはちみつでかじって食べる。
食べ物のほか、ブータンぽい物があった。
ソーラーマニ車。マニ車というのはチベット仏教で、お経を読む代わりにクルクル飾りのついた筒をまわす習慣があるが、それをソーラー電池でまわしてしまおうというもの。これって手抜きしすぎじゃないの？
そしてブータンの国王とお妃。アントニオ猪木顔の国王に、お妃はアイススケートの安藤美姫か荒川静か。ご結婚記念の紙幣も飾られていた。
