続けて本2冊と中国演芸
統一地方選挙の前半の結果を見て思うに、これは統一痴呆選挙だ。最低の投票率だそう。投票しないってことは、現状容認どころか現状維持したい派ってことになるのだが、政治に期待するものはないなどというスタンスは、これと同じ。
スキャンダル男が知事継続とか、選挙民は何も変わらない方がいいとでも思っているのか。うちの地元は後半。変化を期待する。
ところで、体調崩したりしていると本を読む。立て続けに2冊。
これは”耳鳴りスト”の自分は、こんなタイトルの本が新聞広告にあると気になる。本を読んだくらいで耳鳴りが止まるか。そんなわけない。でも気になるので読んでみたが、よくあるサプリや薬の宣伝だった。さすがに文中では製品名は出してないが、こういう成分のサプリがいいと書いてある。気になる人はここに連絡して、というカードが挟んである。似たような成分のものはアマゾンで検索すれば出てくる。
が、耳鳴りの原因とかについては良く解説してある。大別すると、
1,耳が悪い人:耳そのものに原因がある場合
2,体調が影響している:高血圧や脳梗塞の症状など。
自分の場合は明らかに2。高血圧は10年選手。コレステロールもいつもする血液検査で、毎回気になる高さ。前立腺がんの主治医はチェックする項目ではないので何も言わない。
今日、久々に岩盤浴に出かけたがお風呂に入っている間は、ミミナリなど気にならない。というか聞こえない。二胡を弾く時も気にならない。耳は演奏する音に集中している。笛もそう。てことで、自分に必要なのは血圧対策だ。
もう1冊。「たった独りの引き揚げ隊」
これは加藤登紀子さんの本に、引き揚げの頃の詳しいことはこの本を読むと分かると書いてあったんじゃないかと思う。そういうことが無いとこの本はここにない。
満州から引き上げるときに、人々は葫蘆島までの移動に大変な苦労をした。途中で命を失った人も多い。引き上げを断念して中国に残った人、残らざるを得なかった残留孤児と言われる人々。そうした中で、このドキュメンタリーの主人公ビクトル古賀は、表紙にあるように当時10歳の子供で、一人で荒野をあるいて帰国を果たした。
彼は母親がロシア人(コサックの娘)で父親が日本人。その為見た目がロシア人ぽいので引き揚げの時にはグループから追い出されてしまい、単独行を余儀なくされた。途中、犠牲になった人たちに何人も何人も遭遇した。
当時の現地の様子がありありと分かる。この本は、石村博子さんが古賀氏に聞き取りをした聞き書きだ。満州帰りの人は大勢いるが、中でもこの人のケースは大変な経験をして生き残って帰国をした。生命力とは、生きることへの執着と知恵と勇気と、等々なんだなと思う。それにつけても戦争はいけない。
2冊続けて読むと、読み続ける意欲がわいてくる。がしかし今月は検定に向けた練習が必要。実はその二胡検定の受験票がやっと届いた。1月に書類を送ってお金も振り込んだのに音沙汰無しだったのが気になっていた。手続きをやっているのはみな中国から日本にきて音楽指導などをやっている会社の人たち。応募サイトの日本語が分かりにくい。これで手続きの祖語でもあって受験できないとなったら嫌中になってしまいそうなときもあった。余計なこと考えないで本に没頭していた感もないではない。でも手続きに問題は無かったので、あとは確実に合格するよう奮闘努力しかない。
息抜きにはこれかな。
中国からスターが何人も来るらしい。中国の獅子舞って曲芸だ。これだけでも見に行く価値がある。公園でやるので入場無料で、中国料理の出店も出る感じだ。一見の価値あり。次の土日、空いてる方はぜひぜひ。