最近、北京や上海で習近平を批判する声が上がりだし、天安門事件の前の様相を呈しているらしい。中国の民主化を願う声は根強い。2008年の08憲章を書いた劉暁波しかり。最近は若者がそうした声を上げ始めている。天安門事件のようなことにならなければいいが。何か人が集まる機会があると、そうなりやすい。当局はデモの取り締まりをしていて、大掛かりな集会があれば軍隊が出るかもしれない。
中国のそうした状況を見ながら、日本は民主主義国家だからよかった、とボーとしていられるのか。政府はめちゃくちゃ。岸田内閣の大臣は次から次に辞任に追い込まれるような悪者ばかり。それらは選挙で選ばれたことになっている。
その選挙制度が問題。本当に民意を表す結果になっていない。ということを指摘して、未来の民主主義の有様を自由な発想で書いた本がこれ。
「22世紀の民主主義」
残念ながら今世紀ではないので、この様子をこの目で見ることはないだろうが、これが実現するといいと思う。今は酷すぎる。
何十年も前の選挙制度で政治家が選ばれている。なので、カルトを味方にした自民党や公明党が得票数を延ばす。
統一教会と自民党の関係は、公明党と創価学会の関係も同じ、というのが専らの見方になっている。創価学会の人は選挙になると、日ごろたいして付き合いもない人になれなれしく話しかけては公明党を売り込む。同じや。
今回アベシが打たれて、旧統一教会と自民党との関係が広く知られるようになり、「宗教2世」と言われるカルト被害者のカミングアウトもあり、自民党の候補所が元アイドルだったり、運動選手だったりおよそ政治に関心も無ければ知識もない人間が議員になってしまうという不条理が知られるようになった。本来、7月の選挙は無効で、やり直しすべきところだ。その証拠に、その後成立した内閣はろくなのがいなくて、辞任ドミノになっている。
この成田悠輔氏の理屈は、ありうべき内容だと思うが、今年をどう生きるか、来年やってい行けるかと言ったレベルでは、やはり今の政権の方針に対して本当に「NO」を言って、政権を取りに行く気概のある政治家を応援してゆくしかない。山本太郎氏とか、小川淳也氏。