天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

12月8日

 12月8日といえば、まだ歴史を習ってない小学生などを除けば真珠湾攻撃の日、ということはわかるだろう。今から81年前のことだそう。

 81年前といえば、自分が生まれる10年前だ。たった10年前。

 今から10年前と言えば、自分は某保険会社から業界団体に移って5時から男としてウロウロしていた。孫リンは生まれて間もないころで、ウチで可愛がっていた。自分の生きてる時間の訳7分の1の時間。「ついこの前」の時間。

 自分が生まれる「ついこの前」に日本は無謀な開戦をして、その後4年の間に自国やアジア各地で大きな犠牲者を出して敗戦した。今の政治はその反省が全くない。

 ちょうど森嶋通夫氏の「日本の選択ー新しい国づくりに向けて」という本を読んでいる。氏はちょうど私の父親の年齢で、学徒出陣時代の人。新しい本ではないが、書かれていることはみな尤もだと思う。本の中身についてはまた今度。

 

 日本は、敗戦して米国に占領されていた時期を敗戦状態とすれば、今もそこから抜けきっていない。日本の上空を自由に飛行機を飛ばすことすらできない。間違って飛行禁止区域に入ろうものなら撃墜される。

 そして米軍基地が存在する。今は大半が沖縄に集約されて、更に拡張工事が住民の反対を無視して進められている。

 ここへ来て、軍備拡大に老朽化原発の延長ときた。政権が見ているのは国民の暮らしではなく、政治献金を沢山よこす企業群と、アメリカと、これまでは票田だったカルト。創価学会もそろそろ公明党を見放した方がいい。池田大作氏の思いとは異なる政策を与党の立場維持のために支持している。真面目に仏教の教えを生活に行かそうとするなら宗教らしく、政教分離の原則通りに動くのが正統派民主主義の道だろう。

 選挙で選ばれている政治家の方針だから仕方がない、のではない。選挙がおかしいのだ。成田悠輔氏のいうような民主主義の改善(革命)は22世紀まで待たなくてはいけないのか。

 来年の今日という日は日本はどんな具合だろうか。今の流れのままでは、ろくなことになっていない。