9.11の謎 成澤宗男
やっぱりそうか9.11。
バイデン政権になってやっとアメリカがアフガニスタンから軍隊を引き揚げた。20年も滞在していたので、米軍協力者たちは身の危険を感じている。
そもそも米軍の進駐は、「テロとの戦い」という標語のような宣伝で始まった。そのきっかけを作ったのが9.11の飛行機テロとして知られている。だがそれは本当に突然起こったテロだったのか?
そうではないと、いくつかの証拠や証言が疑義を呈してきたが、そういう発言はいつの間にかもみ消され、今に至っている。
この本は、丁寧に取材をして、当時のメディアや関係者の発言から、やはりこれは仕組まれた出来事だったと事実を述べている。
裏表紙に書いてある文言は、すべて事実。そのことが中に書いてある。
問題は、米国政府が飛行機テロを知っていて放置したのか。あるいは米国自身が計画的に行ったのかのどちらか。
どちらにしても結果的にやらせだった。それを口封じしている。
何のためにこんなことをしたのか。軍需産業を儲けさせるため。戦争が起きれば、兵隊を含む庶民が命を失い、生活が破壊される。承知の上でこれだ。大量破壊兵器があると言ってイラクに侵攻したが無かった。最初からそれは名目だった。武器をドンパチさせて軍備を補強する。即ち軍需産業に儲けさせる。
この理屈は日本でも同じ。ありもしない脅威を理由に軍需産業を儲けさせ、米国から要らないものを買う。すべて我々の税金で行われている。
コロナ対策をまともにやらない日本は、医療や薬品業界は権力維持に役に立たないからなのか。
ブッシュも安倍も同じ穴のムジナ。
今回の選挙では自民党がまだ過半数を維持したが、民主党から政権を奪ったときに比べると次第に減ってきている。元気な山本太郎氏も国会に復帰したし、市民運動を応援しながら真面目な政治家に期待するしかない。