天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

帰国報告−大連(3)???

 呑気に旅の写真を張り付けている場合じゃないかもしれない。
 昨日は、世界難民の日ということだった。facebookで知人からお知らせが来ていた。
http://www.worldvision.jp/news/news_1083.html?banner_id=facebook?utm_source=Facebook&utm_medium=SNS&utm_campaign=ns
 国会では、与党内論議公明党自民党集団的自衛権の発動について、難色を示しているらしい。当たり前だろう。高村氏は公明党の意向を無視できない姿勢らしい。当たり前だろう。本当は、公明党も高村氏も自民党のやろうとしていることに反対なのではないの?
 はっきり言えばいいのに、与党というお仲間なので婉曲に引き延ばしてムチャな解釈容認をうやむやにしようというのか。それならそれで、ちゃんと最後までウニャウニャして見送らせてほしい。どこかで折り合いをつけて自分たちの立場を維持しようなどというタコではないだろうな。
 「争うに先立つことなかれ 和するに遅るることなかれ」
 これは今研究中の中村天風さんの言葉だ。この言葉、よくよくかみしめなくては。
 敗戦国日本が、戦争放棄をすることでその後ここまで来られた。そのことを忘れて、少しばかり国が豊かになったからと言って、戦争することを合法化しようなどとは何ということだ。アメリカのように軍需産業を儲けさせようとしている。

 前置きが長くなったが、旅の写真をまた少し紹介しよう。
 

これは今回私が泊まったホテル。韓帝賓館という名前。建物右側の白枠にそういう字が見える。左側の入口は、同じ経営の焼き肉屋さん。最後の晩はここで食事をした。
名前の通り韓国系のホテル。大連すなわち遼東半島朝鮮半島に近いので、韓国系の企業も多く、そういう人達が泊まるビジネスホテルのようだ。この場所は、大連の中心部から少し離れているので、1泊192元と安い。中は普通に中国の一般のホテルと同様。つまり、各部屋に空調機とテレビは備えてあるがバスタブは無い。トイレとシャワーで湯は出る。トイレは水洗だがウォシュレットは無い。そう、今回携帯ウォシュレットを持ってゆくのを忘れた。
 大連の街歩きをして、中心部からタクシーで変えるときに、運転手が「韓国人か?」と聞いてきた。このホテルに泊まっていて中国語がたどたどしいのは韓国人だと思うのだろう。そういうときは「そうだ」と答えて韓国人のふりをしておく。その方が無難なのだ。しかし、帰りの日にホテルの前でタクシーを止めて「空港まで」というと、年配の好々爺的な運ちゃんは「中国語が上手いな、日本人か?」と言う具合に一発で日本人と見破られた。そういうときは素直に「日本人だ」と答える。めずらしく、穏やかな運転手でタクシー代も小銭が無くて1元まけてくれた。年配の方は、土地柄日本人にも慣れていて別に悪者とは思っていないようだった。

 隣の焼き肉屋は、本場韓国から経営者が来ているらしく、設備、味ともに日本で食べる焼肉に似ている。肉を焼くのは網ではなく丸い鉄板で、煙は吸い込む方式。焼鳥屋のように扇風機で空に飛ばしたりしない。お値段も高級海鮮料理ほど高くなかった。
 街歩きは、大連らしい古い建物の写真を撮ろうと思って歩きまわった。でも路地裏はどこに行っても同じ中国の庶民の暮らしが伝わってくる。
街歩き写真はまた次に。