道教の養成性術 と最近の出来事、急事態宣言解除
あべのマスクは返しました。郵便ポストに不要として入れときました。中にそういうの、どっさり入ってたんじゃないか。
黒川の問題は、辞めただけですまないということで、追求しなくては。ということで、この人はどう分析しているか見てみよう。
人類に対する罪を森と安倍がやっている。人類に対するとは大げさなように聞こえるが、民主主義を破壊する行為はそういう評価に値する。過去に学んで、民主主義でやっていこうという世界の流れに反する行為。そいうのが政権のトップに座ることを許している。これが日本だ。
この問題については、もう一人の社会派ユーチューバーのせやろがいおじさんもわかりやすく訴えている。
さて今週末は緊急事態宣言解除の予告がされていたこともあり、孫たちに声掛けしたら集まった。本来ならみんなで出かける先が休みなので、家でTVゲームに興じる。外に出ようというと、庭でゲームの続きしている。自分に扮したキャラクターが友達のキャラクターと画面の中で遊ぶ。一人でやるより仲間とやると面白いらしい。
翌日早めに帰るろうとすると、孫リンはノンちゃんが帰るまで一緒にいたい。と言って泣くしまつ。これ前にもあった。よほどみんなといるのがいいんだ。ジイジは良寛さん気分で子供たちと楽しむ。
そういう週末も終わって、かねて読みかけの本を読み終えた。
これ読んでいて、前に自分の教わった呼吸法は気功だったことを確信して少し書いたが、気功はそもそも道教と言われるものの技法。
道教については、そのようなものか知りたくて時々関連すると思われる本を手にしていた。これもその一つで、読みだして何やら難解なのでしばらく書棚で眠っていた。我慢して読み進むといろいろなことが分かってきた。
本文を読んでいるときは、書いてあることをどう解釈していいのやら、自分が習った呼吸法は道教の、即ち中国の古い歴史の中で考案され伝えられてきたものということが分かった。それがあとがきで整理されていて、納得した。
「道教は中国人の精神の底流に今日も生き続け、中国を認識するには欠かせない思想であるにも関わらず、さまざまの理由に阻まれてその全貌どころかアウトラインすらつかみにくくなっている。」(訳者あとがきより)
この本自体、1985年に出版されたもので、著者のアンリ・マスペロは中国に関心のあったフランス人。1883-1945という古い人。しかしこの古さは関係ない。紀元前後にさかのぼる頃から近代までの中国の古典が研究対象になっている。
一口で言うと、現世で不老不死を追求したものだが、そこについては日本人も幸田露伴と岡倉天心が一定の研究に基づいた考え方を示している。らしい。それもあとがきで分かった。
そのあとがきを書いている訳者はというと、持田季未子(もちだきみこ 1947生)とこれまた先輩。wikipediaによると、美術史が専門のようで中国の宗教史が専門ではない。と自身も書かれている。きっと仏文に長けていたのでこの本の訳を引き受けたのだろう。71歳の若さでお亡くなりになっている。癌による多機能不全とあるが、ちょっと身につまされる。不老長寿の健康法を書いたものを訳しながら実践してほしかったという気がしないでもない。