天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

道教

 この前借りた道教の本を、画を楽しみながら読んでいる。すると山水画の原点も道教にあり、また道教が書を書くことが基本であるとのこと。そして健康法の太極拳や気功の元祖もここ。道教の修行者である道士達は、不老不死の仙人を目指すために、鍼灸・マッサージや漢方薬の知識も学んでいる。
 これらはすべて中国そのもの。中国文化は道教と呼ばれるものを中心に継承され、進化もしてきたものに見える。思想的には老子荘子に端を発すると言われるが、仏教や儒教と並んで中国の三大宗教と言われるからには、経典のようなものがあるだろうか。
 上清経とか霊宝経と呼ばれるものがあるらしい。こういうものをチェックしないと道教は語れないのかもしれないが、実利を求めたもののようで、そういうところがとても中国的とも言える。
 こんなに面白い文化をもつ中国なのに、最近特に「中国はきらい」という人が増えたような気がする。日本の船を差し押さえたり、日中友好平和条約で戦争の賠償を放棄して、多額のODAを引きだしたにもかかわらず、強制労働の賠償訴訟の訴えを受理したりしている、という動きに対する「反中感情」だろう。
 もう少しなんとかならないものか。と考えても仕方が無い。自分としては、庶民レベルで中国文化に触れて、中国とおつき合いしてゆくつもり。
 そもそも道教などを調べているのは、「気」というものの解を道教にもとめようとしていたのだった。もう少し調べて、学習してから語ることにしよう。