検査結果と、もらった本
今年最後に行った検査結果を公表しつつ、病院の待ち時間で読んだりした本を紹介します 病院検査は前立腺がんの血液検査で、数値が上がってしまった。
3か月前に3.44だったものが、今回4.48と正常値目安の4を超えた。と言ってもちょうど1年前と同じくらい。
医者からは、5.4を超えたら飲み薬を追加すると脅かされた。マニュアル通りなんだろうが、病院でする注射以外の取り組みの影響には興味がないらしい。免疫力とかそういうことで自力回復する話は、医者の商売には無用のことなんだろう。
医者の見立ては、ホルモン治療で抑えるのは限界があるので、そろそろそういう時期と言わんばかり。前回もこの治療が効果あるのは平均17か月のところ、その期間を超過しているのでいい方だと話していた。が、それも限界と言いたいのだろうが、そうだろうか。自助努力を継続するぞ。
自分なりの原因究明は、やはり旅行に行って食生活が乱れたこと、それと最近まで控えていた珈琲を飲むようになったこと、などが関連しているのだろうかと考える。
ところで今回の血液検査ではPSA値以外は改善している。コレステロール値や中性脂肪のこと。改善と言っても、まだ基準値より高くHighのHがついている。これはひょっとすると珈琲がいい結果になっているのかもしれない。コーヒーはそういうものに効くから体にいいのだと話している人がいた。
とにかく初心に帰って、出来ることをする。最近おろそかになっているのが運動。旅行疲れから温泉ぶっ倒れ事件以来、寒いし、ほとんど外に出ない日もあったくらい。数値悪化の原因はこの辺かな。ということで、まじめに取り組むこととするか。
それからこの本。
中国繋がりの知人がくれた本だ。
タイトルを見たときは、同じ漢字を使うと言っても日本の独自文化を持つようになれば、中国的でない言葉がいくらもあるし。と思ったが、読み進むうちに中国と日本の食文化の違いなどから使われる言葉も違ってくるのだ。てなことが分かって興味深かった。
端的に言えば、日本が海に囲まれて、魚を食べる民族としての文化が育ったのに対し、中国では、海から遠い地域が多いので、魚は川か湖にいるさかなだけ。なので魚の種類を言い表す言葉が少なく、文字もない。そこで日本では独自に感じを作っていった。魚の名前の漢字などはほとんど和製。鰯、鰤、鰹、鯛、などなど。
中国と言っても、今年訪問したような山岳地帯は稲作をしたり、日本とかなり似ている。元々日本人のルーツはそちらではないかという説もあるくらい。
先日もTVのドキュメンタリーで、陝西省の山岳に住んでいた民族が次第にその独自文化を失ってゆくことをやっていた。経済のグローバル化って、そういうことになるんだ。と改めて感じる。生活が均質化するのはいいとしても、従来の文化を守りたい人はそのよううに生きて行ける世界。今風に言えば、多様性の時代。多様な存在、違いを認め合うようにならなくては、争いが絶えないことになる。
来年も旅がしたいなあ。ひとまず、車で国内をめぐるということも前から、そのうちにと考えていたので、出来るうちに実行してみるか。