天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

治療経過

 罹病のことを書いたので、その後の経過を記録しておこうかと思う。
 春に、健診の結果「癌だぜ」と言われ、更に精密検査をしたり、知人の勧めで病院を換えたりしているうちに、前立腺がんのマーカーである血液検査のPSA値が、7月6日の時点で106.66まで上がってしまった。これは普通は4以下の値なので、かなりの異常値。
 その時点でホルモンを押さえる注射を打って、飲み薬を処方された。転移があるため、手術や放射線治療はしない治療方針。
 1か月後の8月3日の血液検査では、PSA値が16.72まで下がっていた。治療が奏功したわけだ。しかし副作用もあるので、飲み薬をやめて(拒否して)ホルモン抑制が3ヶ月分もつ薬を注射した。
 昨日、その途中経過の確認と、骨の検査をしたところ、PSA値が3.48まで下がっていた。骨に異常はない。
 男性ホルモンを押さえる薬を注射すると、骨粗しょう症などになりやすいということで実施した検査。そういう話を聞いてからすぐにカルシウムのサプリを摂取しはじめたのがよかったか。
 PSA値が、4以下が正常範囲になったのはうれしい。しかし薬で押さえている結果であり、癌が消えたわけではない。と医者は言う。
 医者によれば、この治療は終わらない。即ち、治癒することは無く、薬で延命するだけと言う。昔は癌と言えば、患者には伝えないのが普通みたいな時代があったが、今や告知もクソも無い。余命何年とかも告げて心の準備をさせる。最もこれははじめのアンケートで、癌でもなんでも本人に知らせるかという質問に、すべて教えてほしいとしておいたせいかもしれない。
 しかし、世の中には医者に見放された状態から自分で治した事例がいくつもある。自分としてはその方針を実践しているつもりだ。飲み薬をやめてもPSA値がグッと下がったのはそのせいでもあると思っている。そうかどうか、ここから先更に下がって、1を下回ったら注射も中断するつもりでいる。これについては医者にも同意をしてもらった。
 医者とは、病院の治療を受けずに治すという話は一切しない。そういうことを医者に相談しても仕方がないと思っている。今の先生は、患者が望まないことはしないからまだいい。病院経営のこともあるから、高価な薬を使って結果を出したいだろうがそうはいかない。癌の三大治療は評判が悪い。医者の言いなりで結果を受け入れるケースが多いだろうが、自己責任で治療方法は選択するつもり。
 などと強気でいられるほど、今のところ調子がいい。しかし年齢もあるので、いつまでも生きていいられるはずもなく、自然のいとなみの中でやって来る終わりの時を、静かに迎えたいものだ。