天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

合掌

 書類の整理をしていて、ペシャワール会の会報の束を破棄するか残すか見ていたら、表紙が変わったことに気づいた。甲斐大作氏が亡くなったことを少し前に知ったが、氏の絵が表紙だったのが写真になった。

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ペシャワール会会報

 右の139号までは、甲斐大作氏の絵だったのが次号は左のように写真だ。

もはや絵を描く人がいなので当然だが、氏もこよなくアフガニスタンをこよなく愛して、中村哲氏に寄り添っていたかどうかどうかは分からないが、毎号の表紙を微笑ましい鉛筆画で飾るくらいの近い関係だったことがしのばれる。

 改めて、異国の地に散った氏の冥福を祈ることとしたい。8月は先祖や、なくなったひとをしのぶ機会が多いような気がしないでもない。先日のお施餓鬼もそういう機会であった。

 とりあえず会報は自分が過去分を保存しなくとも、会の事務局には全号あるはずなので、最新を残して破棄することにしよう。会費を払い忘れないように。

 どうようにONELAVEプロジェクトの過去の会報も処分させてもらった。自分がいなくなった時に、残された者たちの手間を省くのが主たる目的の断捨離と考えれがおのずとそうなる。

 本は、誰かに読んでもらいたいと思っていたら、そういう本を持っているひとの本の交換会をやるというしゃれた知らせに接したので、参加しようと思う。

 もっきんバーという、西八王子にある古い小屋を利用したような、営業時間が限られたビール飲みやがある。色々な地ビールやときに地酒を仕入れてきて販売している。社会派のイベントを時折企画する。夜は一度だけしか行ったことが無いが、こういうしゃれた集まりにはいってみたくなる。

 故人をしのぶといえば、学生時代のサークルの先輩で長らくOB会長を務めていた方が亡くなった。Facebookでその第一報に接したが、OB会から改めてハガキ連絡で、その先輩の冥福を皆で祈ろうとあった。

 稲吟会という詩吟のサークルで、大学の学業というよりこの会をこよなく愛していたことは自分が現役のころから感じられた。当時はとんでもない大人に見えたが、まだ70歳代で亡くなった。恵比寿のレストランの次男坊だったため、店を継いだ兄の下働きをずっと続けていた。そういう人生もあるんだなあ。合掌