天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

脳内革命 春山茂雄

 20年以上前のベストセラー。②も出ている。2が出たときに、セットで買ってはじめの法だけ読んで、途中で書棚に眠っていた。未読な為断捨離を免れてた。

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 改めて読んでみると、いいことが一杯書いてある。20年前にちゃんと読んで、書かれていることを実践していたら、癌にはならなかったろうなと思う。

 健康維持のために実践することは、2年前から読み漁った本たちに書かれていることにすべて通じる内容だ。ただ、こに人の説は、タイトルにあるように「脳」の働きに関連付けて、人は本来どう生きるのかということが書かれている。

 思えば、脳が発達しているからこそ人間である。脳が喜ぶことをするのが体にいい、という訳だが、マズローは人間の欲求を5段階に分けている。

①生理的欲求

②安全の欲求

③所属と愛の欲求

④承認の欲求

自己実現の欲求

 一つ目から順に人間らしい欲求になるとか。心が(即ち脳が)喜ぶと、脳内モルヒネというのが出て、是が気持ち良い。この気持ちよさを求めることが生きること、というような論旨。

 癌の最大の原因であるストレス。まさにこれを感じないような生活習慣を続ければ、人間の身体は本来125歳くらいまで生きられる構造になっているとか。では、この本を20数年前に書いた本人は、今どうしているのか見てみた。

 1940年生まれというから、もう79歳のはずだが、若々しく健在で自分の理論にそった活動を続けている。

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 医者としては、対処療法でなく東洋医学を取り込んだ、未病すなわち病気にならないための指導を活動として取り組む。本来あるべき医療の道だと思う。

 今の医療は、病院が高い医療機器を備えたら、使わないと元がとれないので、ちょっとした癌が見つかるとすぐに手術をする。という具合。薬をガンガン処方して、多かれ少なかれ製薬会社と癒着していると思われる場合が多い。

 この本のいいところは、以上の医学的な分析と指摘だけでなく、人間が本来的な生き方をすれば、世の中が平和で誰もが生きることが楽しくなる社会になる、としている。

 いじめの問題についても、いじめる奴が悪いとかいうのではなく、教育の貧困を指摘している。即ち、上記の5段階の欲求レベルの5番目を追及するような人間に育てていない。競争社会を煽るのは④レベル。

 ⑤を追及するレベルの脳になっていない子供が、いじめをする。そのまま

大人になるとヘイト騒ぎを起こす人間となる。つまり、人間としてあるべき脳に達していない、いわゆる「能足りん」が、ヘイトスピーチをする。韓国に対して横柄な対応しかできない外相はまさにこのレベルのノータリンだろう。

 今の総理なんかはまさに⑤レベルの欲求に達していない。そういうのが大きな顔をして政治をやるというのが、日本の現状。この連休中、レベルの低い閣僚たちが税金を無駄使いして海外に遊びに行くらしい。ストレスを無くすには、こういのを排除しないと日本人は幸せにも健康にもなれないんじゃないの?