天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

合格不合格疑惑

 今年1月、北京の中央音楽学院の二胡検定試験を受けた。申し込みは昨秋。ちょうどそのころ習い終えた「小花鼓」という曲が2級の課題曲の一つにされていたので、先生と相談してこの曲を選んだ。そして12月は受験対策特訓としてレッスン回数を増やして臨んだ。

 この曲は、使っているテキストでは4級レベルに位置付けられているが、この検定では2級の曲となっている。試験の権威とレベルの高さを示しているのか。

 ところが受験後に連絡なく、問い合わせメールを出したが返信も無かった。

 という訳で、てっきり不合格だったのかと思い、先生にもそのように話していたが、今週のレッスンの時に先生から「メールで合否が来ているはず」と教わった。合格発表メールでなく、発表会の案内メールの下の方に出ているとのこと。そして、「教室から4人受けて、不合格はYさんだけだからあなたは合格ですよ」とも。Yさんが落ちたことがバレバレ。

 そういえば合否メールを待ち望んでいた頃、受験した皆さま宛として発表会参加の案内が来ていた。参加費高いし、合否も分からないのに出ないぞと思ってそれきりだったが、そのメールの一番下に合格者一覧というのがついていたのだった。

 幸いメールが残っていたので開いてみる。

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 受験票と見比べると、あったあった。合格証は合格した人が事務手数料2000円送らないと送付されない。合否を知らないで、落ちたと思い込んでいた自分はそんな手続きはしていなかったので、何も来なかったのだ。

 腕試しのつもりで受け、ダメもととは言え一安心。次もレベルアップしてやってみようかという気にもなる。

 今回のように、合否確認が不明瞭で、合格を不合格としていたのではないかという疑惑が実は過去にもあった。

 何を隠そう大学受験。もう50年近く前の話だが、当時富山にいた受験生の私が、東京の親戚の家に泊まって受験をした。長居をしては悪いというので、すぐに帰って合否確認を親戚のおばさんに頼んでおいた。その結果、見つからなかったという連絡で、不合格と判断。

 当時の高校の先生はその結果を不審に思う。やむなく浪人することにして河合塾予備校で最初に受けた模擬試験の判定が、合格確実。成績優秀ということで賞品までくれた。以後、模試の都度賞品をもらっていた。

 あれは本当に不合格だったのだろうか?よくよく聞いてみると、親戚のおばさんが合格発表を見に行くときに違う場所の掲示板を見ていたのではないか、という疑惑が沸いた。当時は文学部志望だったのだが、文学部は本部から少し離れた場所にある。

 今となっては笑い話だが、その結果で人生は結構変わっていただろうと思う。1年浪人したおかげで、文学部から社会科学系に方針変更して政治経済学部に落ち着いたわけだが、まさに「禍福は糾える縄の如し」とはこうしたことか。

 今回の二胡検定の受験結果は、合否により人生に影響することはない。不合格で次は頑張るぞと思っていたし、合格は素直に喜んでまたやる気になる。要するに好きなことは何があってもやる。ふりかえると、そういう人生だったかな、と思う次第。