基礎練習と今日の一服(その5)
昨日の二胡レッスンは、基本的な手の構えを何度も直された。曲が弾けていないわけではないが、構えを正すことで、より正確な音を出すことができるし、音質もよくなり、見た目もいい。というので、検定試験をきっかけによくない癖を直しましょうというわけ。
今日はさっそく、そこに注意しながら、テンポがずれないように練習をする。何度かやって一服するのはやはり中国茶。
今日はプーアル茶の一種で、陳皮に詰め込まれたもの。
みかんの実をくりぬいて、中にプーアル茶の茶葉が詰め込まれている。包をあけると下の写真のように蓋がしてある様子が分かる。陳皮になるまで乾燥させてから茶葉を入れたのか、茶葉もろとも乾燥させたのか、そこのところはよく分からないが、みかんの丸い形を保つには茶葉を入れて形を整えるのだろうと推測。
これは、皮とともに一緒に写した茶刀でぐさぐさと崩して淹れる。一個で3〜5回は淹れられるだろう。団茶に陳皮を加えて飲むのと同じことだが、味わいは微妙に違う。
ラベルには「陳年桔普茶」とある。陳年とは長い年月という意味であるが、10年以上という説もある。桔はみかんのこと。なので長年経たみかん普洱茶。そのものの名前。「女儿香」というのは女の子の香りがするということ。下には鶴山市茶葉科学研究所出品とある。鶴山とはどこだろうと調べてみると広東省の珠江デルタに位置する市。つまり地元のお茶会社の製品ということか。左右には「化痰止咳」「健脾利気」とある痰を切り咳を止める。健脾とは脾臓を健やかにして気をめぐらせる。
そういえば脾臓は漢方では大変重要な定義づけがされていると、先般の薬膳の講義で知った。
こんないいお茶は無いくらいの説明。10年経たものかどうかは知るすべもないが、陳皮の乾き具合は4,5年前のものとは違ってカリカリ。
さていいお茶を飲んだら、もう一度練習だ。