天天日記

中国好きのまっちゃんで、書いていたはてなダイアリーを引き継いでいます。

VIETNAM

 今年最初に読んだのは旅行本。ベトナムを紹介する本だ。ベトナムには行ったことがない。DVDが付いていて画像でも街の様子や風景を紹介してくれる。これで1200円のところ、105円でブックオフショッピング。2006年の本なので、さほど古くは無くこれから行くにしても十分参考になるだろう。
 昨年は知人でベトナムに行った人が二人いた。一人は旅行で、もう一人は甥の結婚式だとか。一昨年はベトナムで日本語を教えに行っていた人もいた。それくらいベトナムに行くことが身近なことになってきた。国中が戦場となったベトナム戦争は、もう遠い昔のことなのだろうか。
 一方で、戦争に使われた枯葉剤の影響で今でも体に異常のある子どもが生まれるという事実も報道される。しかし、このガイドブックを見る限りそういうことにはほとんど触れずに、ベトナムの文化や食べ物の紹介をしている。現代の旅行者のためのものなので、それはそうなのだろう。
 ベトナムと言えば、ベトナム戦争以前は長くフランスの統治下にあったので、料理も中華とフランス料理が融合して、独特の美味しい味だとは聞いていたが、料理のほかにも焼き物や、漆器など独特のものがあるらしい。
 ベトナムの歴史は長く、フランスどころか1000年に及ぶ中国の支配があった。中国とは陸続きなので、中国から鉄道でハノイまで行くこともできる。地図を見ると中国と国境を接しているのはベトナムのほか、ラオスミャンマーなどのインドシナ半島諸国と隣接している。
 中国は、北方の安全が確保できると南方に下りてくるという傾向があるらしい。今もそういう時期で、東シナ海への動きが活発だ。
 ともあれベトナム。日本企業にとって、中国よりコストの低い労働力のある国として進出の対象になっている。ベトナムの通貨はドンという通貨で、現在だと1円が200ドンくらいだ。どれくらいものが安いかというと、市民の足のバス代が4000ドン。日本円で20円くらいだ。確かに安い。しかし中国でも通常足代わりに乗るバスは武漢で1元だった。北京でも路線により1元だったり2元だったりと言う程度。
 しかしハンバーガーとなると、この本によればベトナムロッテリアで60円。中国ではマクドナルドでは単品で200円くらいはするはず。食べ物が安いのが物価の基準だろうか。
 ベトナムの女性が切るアオザイ。日常に着る人は少なくなったそうだが、パンタロンのようなズボンの上に美しい布地がひらひらとして、海外でもパーティードレスとして通用する。これも上の方はチャイナドレスのように詰襟でボディにフィットしたものだ。中国文化の影響であろうこと想像に難くない。中国と陸続きなので当然。
 では言語はどうなのか。ベトナム語って中国広東省の広東語と似てないだろうか。中国では広東語も漢字表記であり、文字こそ違え音の漢字は何か似ているように思える。余裕があったら少し調べてみたいところ。
 偶然手にしたガイドブックだが、中国からその先への旅の行き先として行ってみたい場所の一つだ。