春節聯歓晩會を見ながら
海の日に中国の春節のテレビ番組のDVDなどを見ている。中国語の先生から借り受けているものだが、長時間番組なのでなかなか見る機会がなく、やっと休日に見ているという次第。
日本の紅白歌合戦的な番組で、歌だけでなく色々な催し物が舞台上に繰り広げられる。季節外れの物をなんとなく見ていて、このエネルギッシュな人達が日本人の10倍以上も海のすぐ向こうに暮らしているのかと思うと、身の周りの日々のチマチマした出来事が大した意味の無いものに見えてくる。
ベトナム戦争が終わって40年近く経つ。南北ベトナクの戦争が終わった直後、ボートピープルと呼ばれたベトナム脱出を試みる人達が大勢いた。その頃、子どもだった人達が各国で立派に成人して活躍している。海外で教育を受けて、世界から経済成長著しいベトナムを見て、そこで祖国のために働こうと言う人達がいるらしい。
エジプトなどでは、政治の混乱が続いている。まだまだ変わりつつある途中の国々もある中、先に安定した国々は何をしているのだろう。それぞれ色々な問題を抱えては、その解決に議論を戦わせていることだろう。先進国的には武力闘争はあり得ないはず。
日本の問題は何か?情けないことに、唯一の被爆国でありながら、生ぬるい原子力政策で国民が苦しんでいる。それを、政府は一部の局地的な問題という風にすり替えて、相変わらず企業優先の政策を取り続けているようにしか見えない。
そんなところに、「さよなら、消費社会」というタイトルの本を見つけて読んでいる。